不機嫌なこいびと


学校の放課後、教室にはもうあたるとラム以外の誰も残っていなかった。
が、しかし…ラムはツンケンして帰り仕度をしていたし、あたるもとっとと教室から出て行った。
西日が差し込む教室で、ラムはポツリと言った。

「もうっ、ムシャクシャするっちゃ!ダーリンのバカッ!!」

そして教室の窓から飛び出すと、UFOに向かって飛んで行った。

その日の夜になっても、ラムはあたるの部屋に来なかった。そしてあたるもまた、ムシャクシャしていたのか、仏頂面をしてマンガを読んでいた。
しかしマンガの内容などちっとも頭に入ってないらしい。さっきから同じページを開いたままだったのだから。

きっかけはこんな事だった。

メンスの前になると、ラムは時々、ワケも無くイライラする事があった。
昨晩も、あたるはラムを布団に横たわらせたのだが、上半身裸になったあたるの胸に両手を当てて軽く押しやりつつ、彼女は珍しくこんな事を言った。

「ダーリン、今夜は…やめとくっちゃ。ウチ何と無くそんな気分じゃないし」

「何を今更…」

しかしあたるの気持ちは既に昂ぶっていたし、イチモツもいきり立ってラムを求めていた。
ラムの言葉など無視したまま、パジャマのズボンを、そして下着を下ろした。

「だからウチ、今夜はそんな気分じゃないっちゃ…」

仰向けからコロリと転がって腹ばいになったラムが身を起こそうとすると、全裸のあたるが再びラムを転がして、仰向けにした。
ラムの細い両の手首を掴んで、彼女があたるを制しようとするのを止める。

眉根を寄せて困ったような顔をするラム。そんな彼女の首筋に、あたるの唇が吸い付いた。

「ダーリン、待って…」

その言葉で、わずかの間顔を見合わせたふたりだったが、あたるは辛抱しきれなかったし、“気分じゃない”とラムが言うのも、ちょっとしたワガママ程度にしか思わなかった。

不機嫌そうなラムの唇に吸い付き、ビキニのトップを外して、お椀を伏せたような形のいいバストに頬ずりしつつ舌先で乳頭を転がすあたる。
さすがにそこまでされると、ラムも抵抗しきれなくなったのか、おとなしく両手を広げて、あたるの愛撫に身を任せ出した。

ビキニのボトムをするすると下ろす。そしてブーツも脱がす。あたるの手がラムの太ももを大きく広げ、ヒダが幾重にも重なる柔らかで湿った裂け目に指を這わせる。

「ちゃっ…」

「気分じゃないとか言いながら…やっぱりこんな濡れてるじゃないか」

ギチギチにいきり立ったあたるのイチモツが、ラムの柔らかなヒダを押しやって、彼女のすぼまった部分に、ぬちっ…と入り込む。

「んっ…んんっ…あ、あ…」

いつもより少しテンションの低いラムの喘ぎ。おとなし過ぎるほど小さな声で反応する。
それでも感じているんだろう、と思いながら、イチモツを彼女のナカへと進める。そして腰を引く。そしてまた送り込む。

「あ、あ…んんっ…ちゃぁっ…」

あたるは低く唸りながらラムへの出し入れを続ける。次第に早腰になると、ラムのお椀型のバストがたぷたぷと揺れた。
懸命に送り込み、“その瞬間”が来ると、根元に留まっていた男の体液が、ラムのナカに注ぎ込まれた。

行為で熱くなったあたるとは対称的に、汗ばみながらも肩で軽く息をするだけで、いつもと違う様子のラム。
欲情を吐き出したイチモツがラムから抜き取られると、いつも通りにねっとりした蜜が零れ出た。

軽くはぁはぁ、と息をつきながら、カラダを起こすラム。

「だからそんな気分じゃない、って言ったのに…強引だっちゃ、ダーリンは」

「でもいつもとそんなに、変わらんだろうが」

「ウチにとったら無理矢理、だっちゃ!」

「どこがだよっ」

「…もうっ!ウチは…ウチはっ!ダーリンの〜〜…オモチャじゃないっちゃっ!!」

「黙って聞いておればっ!誰がいつ、お前を…オモチャにしたと言うんじゃっ!」

「ダーリンがヤリたいから、それだけでウチを抱いてるのけ?身勝手だっちゃ、ダーリンのバカッ!!」

「誰がいつそんな事を言った!勝手なたわごと言っとるのはそっちだろーがっ!」

売り言葉に買い言葉で、エスカレートする痴話ゲンカ。
顔が真っ赤になるほど怒ったラムは、ビキニ一式をさっさと身に着けると、窓からUFOへと飛んで行ってしまった。

あたるもカッカしたまま、その夜はまんじりともせず、眠れぬまま朝を迎えた。


そして翌日。学校で顔を合わせても、ツン、としたままのふたり。顔も見たくない、という態度でその日1日を過ごした。

(ダーリンたら、結局それだけの理由でウチを…もう好きにすればいいっちゃ!絶対頼まれたって、相手なんかしないんだからっ!)

(ラムのアホッ!もーーーっ、知らんっ!あんな事言ったんだから、向こうから謝ってくるまで口もきいてやらんぞっ!)

「ふんっ!!」  「ふんっ!!」

互いにたまに目が合ってもこんな調子だ。
そしてあたるが他の女子にちょっかいをかけていようが、ムシャクシャしたままのラムは、そっぽを向いて知らん顔を決め込んでいた。
帰りもわざと別々に教室を出るものの、たまたま校門あたりでばったり会うと、互いに睨み付け合って、すぐさまそっぽを向いた。

そんな日が、何日か続いた。

ラムは相変わらずだし、夜になってもあたるの部屋にすら来ない。顔を合わせるのは学校でのみ。それもいがみ合ったまま、一向にどちらかが折れて謝ろう、という態度すら見せないままだった。

しかし1週間ほども経つと、さすがにあたるの方は、ラムの言葉にまだ多少ムカついていたものの、考えてみれば“気分じゃない”ところを抱いてしまったのだから、ラムが怒るのも少しは仕方無い気もしてきた。

しかしラムは…まだ、怒ったままのようだ。このところ、笑顔も見ていない。ずっとムスッとした顔で過ごしている。誰が話しかけても、黙して語らず。本当に“不機嫌”を絵に描いたような様子のラム。

そんな彼女を見ていて、あたるも、“いい加減機嫌直さんか、一体いつまで怒っているつもりなんだ?”と、少々心配にもなってきた。

そして、あのケンカから10日ほど経ったある日。

珍しく、気分が悪くなった、と言って保健室のベッドでラムは休んでいた。
毛布を被りながら、天井を見上げる。

(ここしばらく…ダーリンと口もきいてないっちゃね…それに…あっちの方も…)

いくらあの時はメンスの前のイライラで気分が乗らなかったからといっても、そんな理由でケンカをし、ずっと口もきいていない。そしてあの夜から既に10日ほども経っている。
ラムの毎月のモノもすでに終わっていた。いつもなら終わったらまた…なのだが、互いに意地を張り合ってなかなか素直になれないでいた。

(ウチもちょっと言い過ぎたかな〜…ダーリンまた、ガールハントしてるのかな〜…)

仲直りするきっかけも無いし…と、思いながら横になっていると、ベッドを囲むカーテンの向こう側から声がした。

「ラム、私は用事で2、3時間ほど留守にするが、まぁゆっくり休んで養生するのじゃぞ」

サクラはそう言うと、保健室のドアに【只今 留守中】の札をかけて、出て行った。

「静かだっちゃ…ちょっと眠くなってきたっちゃ…」

うつらうつらしてきたラム。やがて静かな寝息をたてて、眠ってしまった。


…誰かが、近くに来たような気がして、ラムは目を覚ました。が、まだぼんやりして、半分眠りの中にいた。
近くに来た“誰か”が、眠っている様子のラムのおでこに手を当てた。そのまま前髪を撫でて直してやっている。

(誰…だっちゃ?)

まだすっきり目覚めていないラム。その彼女の耳に、聞き慣れた声が入ってきた。

「よう寝とるな…しばらくそっとしとくか…」

「…ダーリン?…」

「…何だ、起きてたのか?」

あたるのその言葉に、ラムは毛布で顔半分を隠し目だけ出して、頭を小さく頷かせた。

「…気分、どうだ?」

「…大分良くなったみたい、だっちゃ。…ダーリン」

「何だ?」

「ん…何でも…」

「何だよ…一体」

「ん〜…あのね…」

「もうちょっと休んどけよ。…様子見に来ただけだから、オレそろそろ戻るけど…」

その言葉に、毛布を掴んでいたラムの手が動いた。顔半分まで隠していたそれを、ゆっくり下げる。そして手を伸ばすと、傍に立つあたるのズボンの端っこをきゅっ、と掴んで引き止めた。
そしてようやく、不機嫌な顔をやめて、柔らかな笑みを浮かべた。

「もう、治ったみたい、だっちゃ」

そう言うラムの顔を覗き込むあたる。何故か赤面するラム。

「何を赤くなっとるんじゃ」

と言いつつ、息がかかる距離まで顔を近づけた。ベッドに横たわったままのラムの両手があたるの頭に伸びる。そしてそっと掴んで、そのまま自分の顔真正面に持ってきた。
あたるは両手を、ラムを跨いだ格好でベッドに着き、一呼吸おいてから、彼女の唇に、唇を組み重ねた。

にちゅ…と、微かな音を立てて、互いの舌が口内でひとつになる。

ラムの舌が、踊るようにあたるの舌を絡め取り、彼の口内をくまなく舐め尽くす。それに応えるようにして、あたるもまた、ラムの舌を絡め取り口中を愛撫する。
その深いくちづけはすこぶる激しく、下半身の交合にも似てふたりを繋ぎ、燃え上がらせるには十分な行為だった。

はぁ、はぁ、と吐息まで熱く激しくなるほどの、ディープなキスが延々と続く。
ラムはあたるの舌を貪るように、自身の口内に唇で挟んで取り込んだ。そして思う存分吸い尽くす。
そしてあたるはキスを続けながら、ラムの制服のトップの裾から、手を潜り込ませた。

久々のあたるの手の感触に、一瞬ピクッ、とカラダを震わせたラムだったが、するすると侵入する彼の手が彼女のバストに届く頃には、その頂点はすっかり硬く尖っていた。それは、ブラの上から触れただけでも分かるくらいに、ぷっくり盛り上がっていた。

あたるにブラの上から乳先を触れられて、ビクビクッ、と全身を震わせる、ラム。
興奮と快感がふたりの身も心も支配しだした。

まるでカラダの交合のような淫靡なくちづけを解くと、互いの口周りはすっかりぬめり、触れ合っていた舌先が離れる刹那、幾筋かの糸を引いて唾液が零れた。
静かだが激しい息遣いのふたり。あたるの手は、ラムの乳房をブラの上からさわさわと刺激し続ける。

次第にめくれ上がる、ラムの制服のトップ。そしてブラを身に着けた乳房の上まで、あたるの手によってたくし上げられた。
彼の手がブラ上端にかかる。そしてゆっくり下に向けて引き下ろされる。

途中、ブラの布地がラムの乳先に引っかかり、そのまま引き切ると小さく弾かれて、桃紅色の頂点が顔を出した。椀型の、上向きに張り出したバストの下に、剥かれたブラを留めるあたる。
高校生にしては十分に発育のいいラムの乳房。あたるはそれをふたつとも手に掴み、その感触と弾力を確かめる。

「ダーリン…」

ラムは枕に預けた頭を少し後方に反らし、肘を折り曲げベッドの端をきゅっ、と掴んで、あたるの行為に身を任せる。
あたるは掴んだ乳房を、ラムが痛がらない程度の強さで握り、内側に一旦寄せると円を描くように上へ、外側へ、下方へ、そしてまた内側に寄せた。

あたるが今まで何度もそうやって揉み込んでも、一向に型崩れもしなければ、乳先の色も形も変わらないラムのバスト。
そして彼の行為で鋭敏に頂点を尖らせると、彼にしかわからない彼女の芳香が、乳先から放たれる。

その匂いはあたるのカラダと頭を軽く痺れさせ、脈動を早め、興奮の度合いを一層強くする。理性が本能に覆われて、目に入るのはラムの姿だけ、耳に入るのはラムの声だけになっていく。

「ダーリン…ダーリン…」

ラムが切なそうに全身をよじり、太ももを擦り合わせている。
あたるも既に下半身が熱くなって、いつでもいいような状態なのだが、それでもまずはラムの愛らしい痴態を目に焼きつけ、声を記憶する。

彼女のどこをどうすると、どう反応するかは十分わかっていた。
はぁはぁ、と息を荒げながら、ラムの乳先を指の腹で軽く転がすあたる。

「あ、ん…」

そして乳先を口に含む。

「あ、あっ…」

声と共に頭を横に振り切って、久々の彼の愛撫に悦びを隠せない、ラム。
ラムの尖った乳先が、あたるの舌表面を面白いように転がり、その度にラムが、いつもの夜の声をあげて、カラダをよじった。

圧し掛かったあたるの行為によってめくれ上がるラムのスカート。滑らかな素足を、太ももを、あたるの手が優しく、しかし確かに彼女を求めて、さわさわと動き回る。
やがて足を撫でさすっていた手が、ラムの股間に伸びた。

と、乳房を愛撫していたあたるが、頭を上げて、言った。

「ラム…いいか?」

顔を赤らめて、コクリと頷くラム。
あたるの我慢ももう限界だったから、ラムの答えがどうであろうと辛抱など出来るはずもなかったのだが、彼女のその返事に、今までの緊張が一気に緩んだ。

既に股間はギチギチになって、制服のズボンの前をしっかり膨らませていた。あたるは膝を着いて体を起こすと、手早くベルトを外しズボンと下着を下ろした。
ラムの目の前に露出した、あたるのイチモツ。思わずラムののどが小さく“ごくり”と鳴る。

「ダーリンの…すごいっちゃ…」

ビンビンにいきり立ったそれは、先端を先走り汁で、てからせていた。
あたるの手によってスカートが抜き取られる。そしてラムの下着にかかる。あたるがするすると引っ張ると、ラムの両足がきれいに揃って斜め上に持ち上げられた。

ラムのパンティの当て布の部分には、ぬらりとしたものが光っていたし、それを引き抜く時に、秘所とパンティを繋ぐとろりとした糸が、あたるの目に入った。
ラムの柔らかいヒダはすっかり濡れて、あたるの愛撫で溢れ出た愛液は陰毛にも絡み付いていた。

毛布などすっかり乱れて、ベッドの下に落ちてしまった。ラムの秘所の付け根近くを優しく掴んで、ゆっくり開脚させる、あたる。
久々にあたるの目にさらすのが恥ずかしいのか、ラムは顔だけでなく耳や首まで真っ赤にして、少々伏目がちになった。

「ダーリン…早く、来て…」

照れ臭そうにそう言うと、ラムは両腕をあたるに向けて、広げた。伸ばした手の、指先までが、あたるを求めているのがわかる。
大きく開かれた秘所の、赤味がかったヒダの間には、あたるを受け入れる、すぼまった入り口がある。

「ラム…」

脈打つようにいきり立ったあたる自身が、ラムのその部分にあてがわれる。ぬるり、と接触する互いの粘膜。早速その部分を通じて、目眩がするような感覚に襲われたあたる、そしてラム。

濡れてふやけた、ラムの入り口。そしてそのナカへと、入っていくあたるのイチモツ。

「う、う…は、は…ラムぅ…」

「んっ…あっ、あ、あ…ダーリン…い、い…」

ふたりとも、互いの名前以外は言葉にならず。

そしてあたるはラムの奥へと自身を送り込み、根元まで行き着くと、今度は腰を引いて逆行した。それを数回繰り返す。その度にあたるのイチモツにラムの濃厚な蜜が絡んで、てかりを増し、滑りを良くする。

あたるの往復で内壁を擦り上げられる度に、ラムは腰をひねり、カラダを揺らす。制服のトップだけのラムの太ももを、あたるがより大きく広げる。ラムの唇が震え、上向いた乳先が震える。

「ちゃっ…ああっ、ダ、ダーリン…!」

そして次第に早まるあたるの腰遣い。粘った水音は、最初穏やかだったが、次第に水っぽさを増していった。
そして汗を滴らせながら、先より更に早腰になるあたる。送り込まれるラムは片手でシーツを掴み、片手の指を軽くかんで、あたるの行為を全身で受け止めていた。

「ひっ、あっ、あ、あっ!…ちゃぁぁっ!あ、んっ、あ、あ、あっ!!」

言葉にならない声で、悶えるラム。ぬちぬち、と接触し続ける陰部。

「ひっ、あぁっ!」

ラムのウィーク・ポイントをあたるがかすめる度に、彼女が全身をがくがくと震わせる。
あたるの烈火の如き送り込みに、カラダを力ませるラム。あたるの汗がラムの肌に落ちる。細い金属パイプで作られたベッドが、壊れるかと思うくらいに揺れる、軋む。

「ダ、ダーリンッ!!ウチ、イ、イッ…イッちゃうぅぅ…!!」

ラムの甘く切ない声が終わらないうちに、あたるのイチモツからも熱い流れが噴き出し、彼女のナカに注ぎ込まれた。
がくがくがくがく…ラムの全身が大きく小さく、震えた。白いのど元をさらし、乳先までもがピンッと立ち上がって小刻みに震えた。

そしてふたりしてぐったりとなり、折り重なって抱き合い、再びキスを交わした。

接合部分を名残惜しそうに離す。もうすぐサクラが戻って来るかもしれない。ふたりは行為の後始末をし、ベッドを整えようとした。

「ベッドの位置が、こんなにズレとるぞ…」

「ちゃんと元に戻しておかないと…」

行為の激しさを目の当たりにして、バツが悪いような気分になったふたり。そして静かにドアを開けると、廊下の様子を窺い、何事も無かったような顔をして保健室を後にした。


「ちょうどあの夜の次の日、毎月のモノが来たっちゃ…」

ラムはあたるに言った言葉の事を、素直に謝った。あたるははっきりとは言わなかったが、やはり“気が進まない”と言っていたラムを抱いた事を、それとなく言葉を濁して謝ったようだ。

保健室での行為の日の夜。突然の客が諸星家を訪ねて来た。それは…サクラであった。あたるの部屋に通されたサクラ、面と向かっては言いにくそうだったが、あたるとラムに正座をさせて、厳しい面持ちで話し始めた。

「おほんっ…今宵こうしてわざわざ訪ねて参ったのはじゃな…その…」

なかなか切り出しにくいのか。そしてサクラの方が何故か赤面していた。

「う〜〜む…つまり、じゃ。いくら諸星とラムが…そういう間柄であっても、じゃ」

「で、サクラさん、何を言いにここへ?」

「もしかして…今日の事で、だっちゃ?」

ラムもつい、顔を赤らめた。

「だからつまり、じゃ。私とて養護教諭として学校に職を奉じる身…生徒の指導も仕事のうちじゃ」

「だから?」

「だ、だから〜!?も、諸星〜〜!お主、学生としての本分もわきまえず、ようものうのうと〜〜〜っ!!」

「でも、サクラさんはオレ達の事はとっくに知ってるわけだし…ちょうど留守だったし…」

「ウチもつい…ちょっと寝たら気分良くなったから…」

「私が言いたいのは、そういう事では無いっ!」

「オレ達の事以外で、何かあったとか?」

「…あの後、つばめが学校へ訪ねて来たのじゃ…それでじゃな…あらぬ疑いを…」

「婚約者の?あの人だったらいっつも先走ったピント外れな事ばっかり言ってるっちゃ」

「だよなぁ」  「だっちゃ」

「だぁ〜かぁ〜らぁ〜〜っ!!お主ら、どう責任を取ってくれるつもりじゃ、と言いに来たんじゃっ!!」

「直に忘れるって、あの人ならきっと」

「だっちゃねぇ…ちょっと抜けてる感じがするし」

「お、お主らふたりとも〜〜〜っ!人の婚約者つかまえて言う事はそれだけかっ!?それ以上何か言う事は無いのかっ!?」

「今度はつばめとサクラが…ケンカして不機嫌になる番みたいだっちゃねぇ」

「みたいだなぁ」

サクラは散々文句を言って帰って行った。あたるはサクラに八つ当たりされて、頭にでっかいコブを作った。

「このコブじゃ、治るまでちょっと無理だっちゃね」

「もしかして…また、気が進まない、とかの口実じゃないだろーな?」

「あんな時間から、エッチしといて、まだヤルつもりけ?」

ちょっと呆れた顔をしたラムだったが、すぐに頬を“ぽっ”と赤くして、こう言った。

「…ウチは別に、いいけど…」

「でもまた、“気が進まない”とか言い出したら…オレはどーしたらいいのだ?もうあんな事言われたり、不機嫌になられるのは、ごめんじゃっ」

「うーーん…どうしよっか?…そうだっ!ウチのコピーでも用意しとくけ?」

「どれがホントのラムかわからんよーな、あのコピーか?…だったら7人一緒と…」

「だめっ!コピーからは官能センサーになる部分は外しておくっちゃ」

「それじゃあ、ちっとも…燃えんではないかっ!」

ラムにつっかかるようにして、その部分を強調するあたる。

「ダーリンさえ気持ち良くなれればいいでしょ?」

どうもラムはあたるの気持ちを理解しきれていないようだ。それともわざと、なのか。しらっとしてそんな事を言うのだから。

「そんなのちっとも楽しく…いや、気持ち良く無いっ!!つまり…ラムが、アレだ…」

「何だっちゃ?」

「…声出したり…とか、こう、カラダよじったり、とか…してくれんと…」

「そ…そういうことけ…」

ラムもやっと、あたるの言わんとしている事を、少しだけ理解出来たようだ。そして。

「だから、つまりだな…こういう事」

ビキニのラムの腰にあたるの手が回り、背中のセンターラインに沿って、軽く指を這わせる。下から上へ、と。そうするとビキニのバックに指が引っ掛かり、ちょっと引っ張ると、音も無くそれは外れた。
はらり、と、ラムの胸を覆っていたビキニのトップが落ちる。

「ちゃっ…やんっ…あ、あっ…もうっ、ダーリンのエッチ…あんっ…」

そして今夜も“ご機嫌”な夜が更けてゆくのであった…。

--- E N D ---

あとがき


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