タイガー&ドラゴン


「りゅーのふへはまったら、はひをほんなに」

「渚、てめー!食うかしゃべるかどっちかにしろっ!」

藤波家の朝は相変わらずだ。諸星家とどちらが騒がしいかというと、どっちもどっち、かもしれない。

「あ〜美味しかった〜。ご馳走様〜♪」

「てめぇ…居候のくせに食って寝てるだけじゃねーかよ。今もどんぶり飯しっかり3杯も、おかわりしやがって。ちっとは遠慮ってもんがねーのか?てめーは」

「あら、だってぇ、竜之介様〜。あたし低血圧で朝弱いし〜」

「低血圧のやつが朝からどんぶり飯3杯も食えるかっ、てんだよっ!ふざけやがって〜…」

とぼけた態度の渚にイラつく竜之介。無遠慮な彼の様子に、竜之介もいい加減うんざり気味だった。

「竜之介様〜、それじゃあ、いってらっしゃ〜い♪」

竜之介が学校に行っている間、彼がどこでどうしているのか、などということは知らないし、特に聞いた事もなかった。大方その辺にあるものを適当につまみ食いでもしながら、昼寝でもしてるんじゃないか、という事くらいしか思いつかない。

そして同じ敷地内の学校、自分のクラスに登校すれば。

「竜ちゃ〜ん、おっはよ〜♪」

“バキッ!”

虫の居所が悪かったせいか、それともいつもの事だからなのか、
(くっそー、コイツも相変わらず、うっとーしーんだよっ)
と思った瞬間、拳があたるの顔面を直撃していた。

「ったく、どいつもこいつも…」

ぶつぶつ言いながら自分の席に腰を下ろした竜之介。その彼女の机にへばりついてどうにか身を起こしたあたる、赤くなった顔面をさすりながら再び竜之介に絡みだした。

「もう〜竜ちゃんたら〜…悩みがあるならいつでも相談にのるから〜♪」

「うるせーな…うっとーしーんだよ、朝っぱらから。それとももう一発、いるか?」

へらへらしながらも冷や汗を零すあたる。と、その時。

「あ、いたいた〜、竜之介様〜♪」

自分を呼ぶ声のする方を見れば、にこにこしながら歩み寄ってくる渚の姿が。小さな包みを携えて竜之介のもとにやってくると、手にしたそれを彼女に差し出した。

「はい、これ♪」

「…何でぇ、この風呂敷包みは…」

「竜之介様のお昼よ〜♪おにぎり作ってみたの」

「飯ならいつも家に戻って食ってんじゃねーかよ」

「いいじゃな〜い。たまには竜之介様に何かしてあげたいし〜、それに学校、面白そうだし〜」

そこへあたるが口を差し挟んできた。

「こりゃ、オカマ。竜ちゃんが迷惑しとるだろーが」

「あら、そうなの?」

「そうに決まっとろーが。それにいつまで居候きめこんでるつもりじゃ。しかも親父が一緒とはいえ」

「そうよ、おじさまも一緒だけど、夜も一緒よ♪でもあなたたちだってそうじゃない。ってゆー事は〜…」

そこまで言うと、渚、話の続きが周囲の生徒に聞こえないよう、あたるにぴったりくっついた。それにつられてあたるの声も小さくなる。

「貴様…何考えとるんじゃっ、人の事はどーでもよかろーがっ」

「うふふ〜♪やだわ〜そんな事、恥ずかしくって〜…でも大体のところは…もしかして〜図星?」

「んな事あるわけなかろーがっ!」

ひそひそ声のまま語尾だけ強調するあたる。

「あらやだわ〜ムキになっちゃって〜♪あたし、まだ何にも言って無いわよ〜?」

相変わらずとぼけた態度の渚、自分のカマかけに上手く引っかかったあたるを見て、片手で腹を押さえ片手を口元にやって、本当に面白そうに笑い出した。それに対し、若干赤くなりながら、むっとするあたる。

周囲はどういうやり取りで渚が笑い出したのかわからず、ポカンとした様子で、笑う渚とむっとしたあたるを交互に眺めていた。
ただひとり、そばで話を聞いていたラムには大体の事はわかったようだ。そしてあたるに体を寄せて、こそっと言った。

「渚の方がケンカも口も、うわ手みたいだっちゃねぇ、ダーリン」

「…うるさいわっ」

そして昼休み。

「何なんだ、これは…」

少々唖然とする竜之介。今朝渚が持ってきた包みを開けてみれば、そこには白飯を無造作に丸めただけの、いびつな形で大きさもまちまちの握り飯が3個入っていた。

「あいつは握り飯もマトモに作れねーのかよ…」

一時溜息をつくも、1個を手に取ると、ほんの少しの間だけそれをじっと見て、竜之介はいびつな形の握り飯を食べ始めた。そして食べ終わってぼそっと一言。

「…まぁ、ただの白飯丸めただけだし、味は悪くはねーよな…」


「はい、ダーリン、あーん」

「どわっ!」

「ウチの得意の手作り料理、どーしても食べられるようにしてみせるっちゃ!」

今朝の渚を見て、あたるにも自分の料理を食べてもらおうと思い立ったラム、UFOでいつものコンペイ糖型の激辛料理を作り、夜になってそれをあたるの部屋に持ってきた。

「いつも言っとろーがっ!もっと甘いもん作ってこいっ!」

「だってダーリンに、ウチの味に慣れてもらおうと思って、がんばってるのに〜」

「だからっ!それは地球人の味覚には合っとらん、と何べん言うたらわかるんじゃっ!」

「も〜〜、美味しいのに〜…」

「…オレが慣れるより、お前が地球人の味覚に合うもんを、作れるようになれば…あ、いや」

「ウチがダーリンの口に合う料理を作るのけ?味付けとかよくわからんちゃ。ウチには薄過ぎるし」

あたるはうっかり余計な事を言ってしまった、と一瞬思ったが、ラムは深い意味まで考えずに聞いていたようだ。

「ダーリンの口に合う料理、ねぇ…そうだ、そのうちお母様に教えてもらえばいいっちゃ。それでいいのけ?ダーリン」

「まぁ…そういう事じゃ…」

イスに座って頬杖をついているあたる、ラムがどういうつもりで自分の母親に料理を教わる、と言ったのかはわかっていた。

(長い事一緒におるが、あんな事言ったの、もしかして初めてだったか?…まぁ、どーでもいいが…)

「ダーリンの口に合う料理作れるようになったら、ちゃーんと食べてくれるけ?」

「地球人の体質に影響が無ければ、な」

「それならウチ、がんばるっちゃ♪」

ラムはそう言いながら、あたるの背中にカラダの前面をぴったりくっつけて、両腕を彼の肩に回してきた。ラムの匂いが、あたるの鼻の奥をくすぐりだす。

「それになぁ…辛いもんばっかり食ってると」

「何だっちゃ?」

「…こっちの方が、ダメになる…と、聞いた事が…」

「そういう事なら…もっと早く言ってくれればいいのに。まだ…大丈夫け?」

「…いつも試しておるだろーが…」


一方、藤波家では。

「あれ?親父は?」

竜之介が銭湯から帰ってくると、親父がいない。

「おじさまなら、浜茶屋共同組合の寄り合いがあるからって、さっき出かけて行ったわよ」

「ふーん…」

「ところで竜之介様、今日のおにぎり、美味しかった?」

渚にそう聞かれた竜之介、内心答えに困った。確かに不味いとは思わなかった。不味くはなかったのだが…。

「ねぇ、どうだった?美味しかった?」

「う…うるせーな…あんなもんただの白飯丸めただけだろ。誰が作ったってなぁ、同じなんだよ、同じ」

「…そう…」

今まで笑顔だった渚の表情が、少し曇った。

「それより親父はいつ帰ってくるんだ?」

「さぁ?」

「さぁ…って、聞いてねーのか?って言うより親父も言ってかなかったのかよ!?」

「遅くなるような事は言ってたような気はするけど〜…どうだったかしら」

「あ〜も〜〜…親父も親父なら、渚、おめーもちょっとは気が付けよ…」

「あら、何か都合が悪い事でも?」

「…ちょっと出かけてくらぁ」

竜之介は風呂道具をその辺に置くと、扉を開けて出て行こうとした。その彼女の背中に向かって渚が言った。

「あたしとふたりっきりになるの、嫌なの?竜之介様」

竜之介の動きがぱたりと止まった。

「おじさま、いつ帰ってくるかわからないから…5分だけでいいから」

扉の取っ手に手をかけたまま後ろを振り返った竜之介。真後ろに渚がいた。そして彼は振り向きかけた竜之介の肩に手をかけて自分と向き合わせ、その体を引き寄せて、そっと抱いた。

「ちょっ…な、渚…」

「5分でいいから…」

突然の事に、最初のうちは体を硬直させていた竜之介だったが、やがて力を抜いて、渚の抱擁に体を預けていった。
少しするとそれまでうつむき加減だった渚が顔を上げて、竜之介を正面から見据えた。そして、鼻先が触れ合うほど顔を近づけ…。

「まっ、待てって…渚…」

竜之介、咄嗟に渚の口に手を当てて、あとわずかで唇が触れ合うところでそれを遮った。

「まだ5分経ってないんだから、いいじゃない、キスくらい」

「バッ、バッキャロー…そんな事したら、おめぇ、成仏しちまうんだぞ?」

ケロっとしてそんな事を言う渚に対して、動揺を隠し切れない竜之介。

「竜之介様とキスして成仏出来たら、本望なんだけど…でもぉ」

「な、何でぇ」

渚が次に何を言い、行動するつもりなのか、竜之介には量りかねた。彼女の心臓が、先から小さい悲鳴を何度かあげていた。

「一緒にいるうちに、それより先の事、したくなってきちゃった」

「バッ!何言いやがるっ…それより先って、おめぇ…」

かっと熱くなる顔、心臓の悲鳴が最大級に達し、彼女のオシログラフの振幅がミニマム値からマックス値まで振り切られた。そんな竜之介の動揺を知ってか知らずか、言葉を続ける渚。

「同じクラスの諸星君とラムさんみたいな関係の事よ。あのふたり、もうデキちゃってるから、うらやましいなと思って」

その時ばかりは竜之介の動揺も吹っ飛び、彼女は我が耳を疑った。

「はぁ!?あいつらが?何でそう思うんだよ」

「あたし元幽霊よ?それくらいの事わかるわよ」

そして5分が経つと約束通り、渚は竜之介から離れて、数歩後ろに下がった。

「ホントはすぐにでも、なんだけど。今夜は無理みたいね」

先までの渚の抱擁の余韻が、竜之介の体にまだ残っている。

「…あ、昼の握り飯…ご馳走さん…」

「また作って持って行ってもいい?」

「うん、また…頼むわ…」

「でも残念だったな〜竜之介様とキス出来なくって」

「だからそれしたら、成仏しちまうだろ?…いいのかよ、それで」

「どうにか成仏しない方法があればいいんだけど…」

「サクラ先生にでも聞いてみたら…いいんじゃねーか?」

「あら?さっきまでと随分違うわね、竜之介様。やっとその気になってくれた?」

「そんなんじゃねぇって…バカか、おめぇは」

竜之介は先から火照りっぱなしの赤い顔を渚から逸らして、ぶっきらぼうにそう言うのが、精一杯だった。


そしてまた場面は変わって。あたるの部屋では。

「まだ全然、大丈夫だっちゃね…」

ラムの手が、あたるのイチモツをくすぐっている。彼の裏筋をさわさわとなで上げながら、あたると舌を絡め合っている。そうして互いに興奮を高めて、若いカラダを合わせる。

昼間は、夜のこんな姿など微塵も感じさせないよう振る舞っているつもりのふたり。しかし周りにはあまりバレて無いだろう、と思っているのは、当人たちだけなのかもしれない。

「あ、ん、んっ…ダーリン…」

あたるはラムの秘所を丹念にまさぐり、彼女の入り口を準備万端にする。そしてラムと繋がって彼女のナカでイキたいという欲情が、あたるのイチモツを勃ち上がらせる。

あたるのオシログラフの振幅もマックス値まで振り切られた。両脚をM字に開いて自分を待っているラムの中心を最初えぐるようにし、そして一旦押し入れば後はやすやすと彼女を貫く事が出来た。その後は、ラムの内部を自身の芯で、丹念にこすり上げる。

「ん、んん…は、あ…あ、ぁ…ちゃぁっ…」

こすり、こすられ、そうするうちにラムの性感帯から糸のように細い電気がピリピリと飛び散って、彼女の中で往復を続けるあたるのイチモツにも、電気の糸が、絡み付いてくる。

最初微弱だった電気の糸が、次第に本数を増やし、ラムのカラダのみならず、あたるの全身をも、らせん状に巻き取っていく。

「う…ラム…」

「ダー、リンッ…い、い…」

あたるが普段のケンカで浴びる電撃は、ラムの怒りのエネルギーで満ち満ちているので、熱くて痛い。心臓が破裂するのじゃなかろうか、と思う事すら彼にはある。

が、カラダを合わせている時のラムの放電は、至極繊細でやわらかい。チリチリとしたほどよい刺激は、彼女からの極上の愛撫だ。そしてラムの放電の愛撫を共有しようと、彼女のカラダに密着し、あたるは全身から零れる電気刺激を、ラムのカラダに返す。

「ちゃっ…!ん、んんっ…!ダーリンッ、の、ピリピリ…が…あ、あ、あ!」

もつれ合う舌や肌の薄い部分にあたる側から刺激を送り、ラムの乳先をチリチリと痺れさせながら舌先で転がしてやると、彼女の中心が、きゅっ、と締まる。その反応がまた良くて、数回、同じ事を繰り返す。

「ん、ん、んっ…んふっ…!あ、あ、あぁ…!」

のどの奥から漏れ出るラムの声が、夜の空気に融けていく。

あたるから返される自身の電気刺激に身悶えするラム。繋がり合い絡み合いながら、時たま上下の位置が入れ替わる。そしてすっかり乱れたシーツの上から転がり出ると、布団脇に敷いてある虎柄の敷物の上に留まった。

ラムがいつも身に着けているビキニとブーツと同柄の虎縞模様を背景にして、ラムを見ているあたる。いつもと違う配色のコントラストに妙な目まいと気持ちの昂ぶりを覚え、彼女のナカで懸命に己をしごき続ける。

「…ダーリンッ…大好きっ…!」

黄色と濃茶、ラムの緑髪とほんのり上気している肌の色。それに加えて青白く光り飛び散る細い電気の糸。ラムは時たま大きめに口を開いて小さな悲鳴を漏らす。と、唇の端からちらりとのぞく、彼女の白い牙。

激しい送り込みの末ふたりほぼ同時に達すると、脱力したあたる、ラムの肩に頭を預けてぐったりした。いつものように深呼吸し、ラムの匂いを吸い込むと…虎革の敷物の匂いがラムの香りに混ざって、ほんの一瞬だが、妙な感覚に襲われた。

営みが終わってもその余韻で、ツノや局所から時たま、電気の糸を散らすラム。

「ダーリン…ウチの事、好き?」

ラムは営みが終わる度に、決まってこの“決まり文句”を投げかけてくる。しかしあたるは答えない。が、今夜は、さっき感じた妙な感覚で、思わず口を滑らせてしまうのではないか、と思ってしまった。

ラムの青緑色の瞳が、あたるを見据えている。虎革の敷物の匂いをまとったラムが、いつもとは違う妖しさを振り撒いているように、あたるには思えた。それはどことなく…しなやかな美しさを兼ね備えた、獣の気配にも似ているような…そんな気がした。


翌日、たまたま校舎の角で顔を合わせたラムと竜之介。昨日の出来事と渚の言葉が気になって、竜之介からラムを呼び止めた。

「特に話すほどの事、ってわけでもねーんだけどな…ちょっとラムに聞いてみてぇ事があったからよ…」

「何だっちゃ?竜之介から改まって聞いてくるなんて、珍しいっちゃね」

「あのよ…ラムは諸星のどこがいいんだ?」

「どうしたっちゃ?出し抜けに」

「いや…ちょっと気になったから」

「全部、だっちゃ」

「全部?あの諸星の?…ふーん、ラムの考えてる事もよくわかんねーや」

「どうしたっちゃ、竜之介?いつもと違うっちゃ、どことなく。…もしかして、渚と何かあったのけ?」

「バッ、バカヤロー、なんもあるわけねーだろっ」

「一応仮にも、若い男女がひとつ屋根の下で暮らしてるっちゃ。何かあっても…」

そこまで言って、ラムは慌てて口を押さえた。

「お前らだって、若い男女がひとつ屋根の下で暮らしてんじゃねーかよ。つまり…そういう事なんだろ?」

「何の事だか、ウチにはさっぱり〜…あははは…」

「おめーはストレートだもんなぁ、諸星に対して。でも…意外っちゃ意外だったかなぁ、諸星っていっつもあんな感じだからな」

「だから…何の事だか、ウチにはさっぱり…」

「俺には、同じ女のおめーの頭ん中も、よくわかんねーけどよ…諸星や…男の考えてる事も、よくわかんねーや」

「ダーリンの頭の中は、ウチにもよくわからないっちゃ」

「そうなのかよ?ふーん…何かそれ聞いたら、ちっと安心した」

「やっぱり今日の竜之介、いつもと違うっちゃ」

「…俺はいつもと変わんねーよ…」

見目形も性格も、同性である事以外、全てにおいて共通点の無いこのふたり。そして恋愛に対するスタンスもアクションも、まったく違う。一見する限りでは誰もがそう思っている事だろう。

「竜之介は渚の事、どう思ってるっちゃ?」

「どうっておめぇ、俺は…別に何も…」

「ふーん…でも竜之介、前とちょっと変わってきたっちゃ」

「そうか?どこが?」

ラム、自分からそう言っておきながら、わずかの間、神妙な顔付きで考え込んだ。そして何かに思い当たったらしく、こう言った。

「ああ、そうだっちゃ。前より女らしくなったっちゃ」

「お、俺が!?女らしく、って…ど、どうしてそう思うんでぇ」

「きっと、恋してるからだっちゃ♪…あーっ!ダーリンたらまたっ!んもーーっ!!」

女子を追いかけ回しているあたるを見つけると、竜之介との話もそこそこに、ラムはそっちへすっ飛んで行ってしまった。

「何だよ、ラムも忙しいやつだなぁ…それに、おかしな事言いやがって…こんなに忙しくて変な連中ばっかの学校に来たの、初めてだぜ」

色々難しい事を考えるのは苦手な竜之介だったが、ここへやって来たのは単なる偶然の積み重ねでは無いような気がしてきた。そしてラムの言葉が、彼女の気持ちを快くする。と同時に思わず笑みが零れてくる。
そして、少し離れた場所で一方が電撃を放ち一方が感電させられているあのふたりを眺めながら、ひとりごちてみる。

「ラムも変わったやつだけど、嫌いじゃねーんだよな。諸星の全部ってとこが…あいつらしいっちゃ、あいつらしいよなぁ」

ターゲットを決めたらひたすら一直線なラムと、不器用ながらも別の部分で一直線な竜之介。案外このふたり、似てないようでいて、似ているのかも、しれない。

--- E N D ---

あとがき


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