桃の彼女とキノコの彼(お風呂でエッチ・Part2)


男が女の乳房を縦横無尽に揉みしだいている。やんわりとゆっくり優しく…時に激しく攻めるように。

男の指の間から桃紅色の乳輪が見え隠れしつつ、既にぷりんっ、と突き出した乳首をひねるようにして、しごき上げている。

くにくにと、男の指の間で踊る女の乳首。男は乳房全体を下方から持ち上げ、寄せ集めては、また広げるようにしてこね続けている。

女の乳房や乳首は、汗以外のテカリのある液体で、濡れていた。光が当たると、健康的な肌色の乳房と、桃紅色の乳首が、それを反射して、白っぽく光って見える。

エコーのかかったような、女の悶えの声が、間断無く響く。

「あぁんっ…あっ、あ、あ…そんな、に…攻めない、で…いや、ん…ダーリン…あぁっ、あぁっ、あぁんっ!」

家人が留守のある晩。あたるとラムは風呂場で…情交に耽っていた。


その日の昼頃、ラムのUFOに、宇宙の行商人が訪れた。

「お嬢はん、見たとこ…ええ人と、結構ええ仲みたいですな。どうでっか?更に愛を深めるためのモン、ようさんありまっせ」

「更に愛を…って、何を売りに来たっちゃ?それに来ていきなりそんな事言うなんて、礼儀ってものを知らないのけっ!?」

「こりゃまた失礼。せやけど…もうちっと楽しく刺激的に愛深めたら、お嬢はんのええ人、今よりもっとメロメロになりまっせ?つまり〜お嬢はんから一生離れられんよーになる事、請け合いですわ」

「…ホントけ?」

「そりゃもうっ!今までワテが商売さしてもろたカップル、ずーっと仲良うやっとりまっせ。…ここだけの話、浮気ばっかりしとった男が、ここにある商品使うたら、次の日からすっぱり!浮気やめて、もう恋人にメロメロ、たまにこっちゃから顔出しに行くと、そりゃもうラブラブ、っちゅーんですか?そんなんばっかですわ」

「へぇ〜浮気しなくなるのけ…それで一生離れられなくなるんだっちゃね?ホントにホントけ?」

「ワテはウソなんぞ申しません、って。ここにある商品、どれもこれも、間違い無く“更に愛が深まる”保証付きっ!でっせ。どうでっか?お嬢はんなら、特別に勉強さしてもらいますわ」

「で、どれがお勧めなのけ?…うーんと、このボトルなんか、可愛いっちゃね」

「おっ、なかなかええ目しとりますなぁ。まぁよくあるラヴ・ローションですけどな、これがまた…ええんですわ〜」

「どういいのけ?」

「ま、それは使ってみてのお楽しみ、っちゅー事で、どないでっしゃろ?今説明してもーたら、楽しみ半減、っちゅーもんですわ。ベッドの上より、風呂場の方が…興奮度120%っ!お安うしときますさかい、いっぺん使うてみたらどーでっしゃろ?ま、無理にとは言いませんけどな」

「ダーリンの浮気が治るんだったら…安いもんだっちゃ。これひとつ、もらうっちゃ」

「毎度おおきに〜。またよろしゅう頼みますわ〜。ほな、お邪魔さんでした〜」

「何だかちょっと…ドキドキするっちゃ…。ダーリン、ホントに浮気やめてくれるかな〜」

そして行商人から買ったボトルのラベルを見てみると。

「何だか色々材料入ってるみたいだけど…ハチミツ、とか…オイルとか…これは何のエキスなのかなぁ…?うーん、聞いた事無いものも入ってるみたいだっちゃ。どんな風になるのかなぁ…。確か今夜は…ダーリンとふたりっきりだったから、お風呂で使ってみようかなぁ〜♪うふふっ♪」


そう、この日はあたるの両親が年末の福引で当たった旅行に出かけて留守だったのだ。そしてテンも、ラムがチョコレート1枚あげただけで、友達のところに泊まりにいくと言って、お丸型・1人乗り用小型宇宙船で出かけていった。

そして。

「お風呂も今夜なら、誰にも遠慮なくふたりで入って〜…で、色々…出来るっちゃ…ちゃっ♪…でも、お湯のせいでいつもよりビリビリするけど…どうするっちゃ?ダーリン…」

「…そんなら、まぁ、ちらっと、風呂でも…入るか?」

「ダーリン結構乗り気…だっちゃねぇ…」

「…まぁ、たまには…いいんじゃないか?」

「嫌がったらどーしようかと思ったけど…で、ちょーどいいもの、用意してあるっちゃ♪」

「ちょーどいいもの?…まさか宇宙の何か、とか…おかしなもんじゃないだろーな?」

「(ドキッ!)えっ、そんな事無いっちゃよっ、ホントにっ」

「うーむ、どーも怪しい…」

「どうするっちゃ?お風呂一緒に入るの?入らないの?ダーリン」

「入る事は入るが、変なもん使ったりしないだろうなぁ?」

「使わないっ、使わないっちゃっ。だから…そろそろ…。ウチ、ダーリンの下着とか持ってくるっちゃ」

「…あの態度…どーも怪しい…」

ラムの態度をいぶかりつつも、はやる気持ちを抑え切れず、あたるはすぽん、すぽんっ、と着ていたものを脱ぐと、先に風呂に入った。

そこへ全裸になったラムが、クッションのようなものを抱えて、入ってきた。

「何じゃ?そのクッション…みたいなもんは?」

「だってお風呂の床って硬くて冷えるでしょ?だからこれ持ってきたっちゃ」

ラムがクッションのようなものを床に放ると、それはたちまち、布団くらいの面積に広がった。

「携帯用のマットレスだっちゃ。濡れてもすぐ乾くようになってるから、ここで使うのにちょうどいいと思って持ってきたっちゃ」

「準備いいな…ラムは」

「ね、ダーリン…背中、流してあげるっちゃ♪」

「それより、湯船に先に入らんのか?」

「何だかちょっと…恥ずかしいっちゃ…ちゃっ♪」

「何を今更…」

タオルで髪の毛をまとめ上げたラムは、簡単にカラダを流すと、湯船の中に入ってきた。

“ちゃぷ…”

「いい湯加減だっちゃ。こーんな風にしてダーリンと入るなんて、あんまり無いから…何だか、若夫婦の新婚生活…みたいで、ちょっと照れるっちゃ…」

「なーにを言っとるんじゃ…アホかっ。誰と誰が夫婦で、どこが新婚…生活だ、っちゅーんじゃ…」

「だったらいっつもしてる…エッチは何だっちゃ?普通の高校生だったら、手を繋いでデートしたり〜、ちょっとキスしたり…エッチだって…きっと、たま〜に、だっちゃよ?」

「他人の事はどーでもいいだろーが。大体なぁ…」

「それともそろそろ、フツーの高校生らしくしてみるけ?エッチもたま〜にだけにして」

「…大体、ラムだっていかんのだっ」

「ウチが?何で?」

「つまり…オレに対して…積極的過ぎる、っちゅーか…」

「もともと鬼族は早婚だっちゃ。だから…婚約とかだって…早いし…」

「そんなに早婚が良ければ…レイと婚約破棄なんぞしなきゃ良かったんじゃ…」

「むぅっ…ダーリンの意地悪っ!ウチはレイの話じゃなくて、鬼族の一般的な習慣の事を言っただけだっちゃ!」

「ふんっ…どーだか…」

ラムはふて腐れて、湯の中に“ぶくぶくぶく…”と顔を半分沈めて、あたるを睨み付けた。
あたるは湯船の淵に腕を乗っけて寄りかかりながら、そんなラムを…横目でチラチラと見ていた。ゆらゆらと揺れる湯の中で、ラムの裸体も揺れて見える。照明が湯の表面に反射して、あちこち白く光って見える。

「あったまったら、適当なとこで上がれよ…のぼせるぞ」

“ぶくぶくぶく…”

ラムはふて腐れたまま、吐く息が作る泡で、あたるに文句を言っているようだった。少なくとも、あたるにはそんな風に聞こえた。

「のぼせて引っくり返っても、オレは知らんぞ」

“ざばーーーっ”

「んもうっ!ダーリンのバカッ!何でそう優しくない事ばっかり言うっちゃ!ウチもう、出るっ!」

「…おい…」

「その前にカラダだけ洗って上がるっちゃ!」

ラムはボディ・ソープのボトルを取ったつもりだった。しかしそれは、ラムが買った、あのローションのボトルだったのだ。
フタを開けると…不思議な香りが、たちまち風呂場に広がった。

「あ…間違えたっちゃ…でも、いい香りだっちゃ…。ねぇ、ダーリン…ダーリンも早くそこから出るっちゃ。のぼせるっちゃよ?」

「何か甘いよーな、不思議な匂いだな…」

その香りに誘われるように…ラムはローションを手に取ると、ゆっくりカラダ中に塗り始めた。

“ざばっ…”

あたるもつい、その匂いに誘われて、湯船から出てきた。ラムがローションを手に取り…あたるのカラダにゆっくりと、伸ばしていった…。


「何だか、すごく…いい香りで…気分、良くなってきたっちゃ…」

「もう機嫌直ったのか?…そういや、これの匂いのせいで…いや、肌に塗ったせいか?…段々、こう…火照ってくるような感じがしてきたんだが…」

そしてふたりのカラダはほどよく火照り、不思議な香りで次第に妙な気分になっていくのを覚えた。

「お、おい…これ、地球人に…変な影響とか…無いだろうな?」

「さぁ…よくわからないっちゃ…ねぇ、ダーリン…ダーリン…」

床のマットレスの上にペタリと座り込んだあたるの胸板に、ラムが甘えた声を出して、背中を向けた状態で寄りかかってきた。顔だけはあたるの方に向けている。そして頭に巻いたタオルを外すと、長い髪がふわりと広がりながら落ちてきた。

「うふん…ダーリン♪」

あたるの鼻息が段々荒くなっていき、興奮の度合いがどんどん高まっていった。

「う…も、もうっ…辛抱っ、たまらんっ!」

そしてあたるは、ラムの背後から脇の下に手を通して前に回し、そっと抱きすくめると、その手で乳房をまさぐり始めた。

「あ、んっ…ダーリン…」

最初あたるはラムの胸の感触を楽しんでいるようだった。柔らかいが、ぷるんとして弾力があり、きれいなお椀型に張り出した、ラムの乳房は、触り応えも揉み応えも十分だった。

「あんっ…ダーリン、ダー、リン…あはんっ…」

いつも見て、その手で様々な事をしてはいたが、自宅の風呂場でラムとの淫らな行為を楽しむ事など、滅多に無い。しかも今夜は他に誰もいない。…いや、いようがいまいが、ふたりにとってはどちらの状況でも、同じ行為に及ぶ事に変わりは無いのだが。

背後からなので、ラムの顔はよく見えない。が、声だけは引っ切り無しに聞こえる。後ろからは見えないカラダの前面を探るようにして、乳房を揉んでいると、ラムの声の出し方やトーンで、どこが彼女のツボなのかがわかった。

「あっ…あんっ…そ、こ…あ、あ…いい…っちゃ…もっと…ダーリン…」

あたるの両手が、縦横無尽にラムの乳房を揉みしだく。やんわりとゆっくり優しく…時に激しく攻めるように。

「あぁんっ…あっ、あ、あ…そんな、に…攻めない、で…いや、ん…ダーリン…あぁっ、あぁっ、あぁんっ!」

ラムの乳を揉みながら、彼女のうなじや耳たぶに軽く食らい付いたリ、キスをしたり、ペロペロと舐め回すあたる。それがラムの感度にプラスされると、彼女はとろけそうな甘い声を発しながら頭を反らして、あたるの肩に寄りかかってきた。

「あっ、あっ、あっ…ウチ…カラダ、が…ぞくぞく…して…は、あ、あ…あ、ぁ、ぁ…あぁんっ!」

そうすると、胸元が更に前に突き出され、尖った乳首が少し上を向いた。ラムの肩越しに、彼女の乳房とその頂点があたるの目に入った。ツンと形良く突き出した乳房、見ているだけで興奮が増す桃紅色の乳首。

ラムのふたつの乳首を、同時に指で撫で上げ、円を描くようにクリクリと転がしてやると、ラムは全身をふるふると震わせ、音が反響する風呂場の中で、あたるの耳に残る“オンナ”の悦びの声を、絶え間なく響かせた。…近所に聞こえるかどうかなど、まったく気にする様子は、無い。

「ウチの…アソコ…が、もう…ぐちゅぐちゅ…だっちゃ…」

ラムは座ったまま、あたるの大腿部を跨いで、陰部を彼のそこに乗せた。確かに、ラムの陰部は…ぬるりとしていた。

「う、うんっ…あぁっ…気持ち…いいっちゃぁぁ…」

ラムは…あたるの大腿部に陰部を押し付けて、前後に滑らせ出したのだ。

「はぁ、はぁ、はぁ…ダァリン…」

ローションのぬめりと、ラムの愛液のぬめりが混合されて、あたるの大腿部がぬるぬるした液体で濡れていく。
あたるからの乳愛撫と、ラム自身が行っているマンズリ行為…それらで全身を小刻みに震わせているラムの肩を掴んだあたるは、ゆっくりと、白いマットレスの上に、彼女を横たわらせた。

あたるはラムの両ももに手をかけ、左右に広げた。

赤い牡蠣様の身肉…女体の陰部が、ぬらりとした光を放って、あたるの眼前にその姿を現した。

あのローションの滑り具合は、全身マッサージをするにはちょうどいい…ぬるぬるしたラムの肌の手触りを思い切り堪能しつつ、あたるはラムのカラダを、手のひらでゆっくり舐めるように、撫でていった。まるでラムのカラダの線を整えてやるかのように、丁寧に、優しく。

「あ…はぁ…ダーリン…」

ラムは両足を、膝を折ったM字の形に広げたまま、あたるの事を待っていた。あたるが自分にしてくれる全身マッサージの心地良さに、うっとりとろけそうな表情を浮かべて、感じるままに、そのカラダをくねくねとくねらせた。

そしてまた、お椀型に張り出したラムの乳房に、あたるの手がいった。ぬるつく乳房、指で摘むと“ちゅるん”と逃げていく乳首。先まで背後から存分に揉みしだき、愛したはずなのに、こうして目の前にあると、あたるはまたムラムラときてしまったのだ。

今までこれほどラムの乳房に執着した事は無かったはずだ。確かにセックスをする時の前戯では、必ずといっていいほど、ラムの乳房や乳首を愛撫した。が、それはラムの欲情を高め、あの部分をたっぷり濡らし、挿入を容易にするための行為だ。

それが今夜は…ラムのナカに挿入するよりも、まずは胸でイカせてみたい…などと、あたるは思っていた。

“ぺちょ、ぺちょ…ぺちょ…”

ラムの乳房を掴みながら、あたるは舌で、両の乳首を交互に愛撫した。

“ちゅぷ…ちゅぷ…ちゅっ、ちゅっ…ちゅうぅぅ…ぬちゅ…ねちょ…ぺちょ…”

そして唇に挟み、吸い上げ、しゃぶる。そしてまた、舌先でチロチロとねぶる。そんな行為をしばし繰り返した。

「ダァ、リンッ…ダァ…リンッ…あはぁっ、あふっ、あっ、うっ、んっ!…あふっ、あふっ、あふんっ!…あっ、あっ、あっ、あっ…ひやぁっ…らめぇっ…ウ、チ…ウチッ…おっぱい、だけ、で…イ…イキ、そう…あうんっ!」

ラムの声を耳元で聞き、表情を上目遣いに間近で見ながら、あたるの興奮度は際限無く高まっていった。

「ひっ…ひやぁっ…!ウチ、の…おっ、ぱい…あ、あ!あぁっ!…あ、そこ、が…ひく、ひく、して…も、もう…だめぇ…イッ…ちゃうぅぅぅ…!!」

ラムの達する声を聞いた途端、ぎちぎちになってそそり立っていたあたるの逸物先端から、ラムの赤い身肉の溝に向かって、白濁の体液が…勢い良く、発射されてしまった。

「うっ…おっ…!」

「ちゃああぁぁっ!ああぁぁああぁあーーーーーーっっっ!!!」

ラムの…赤い身肉の溝に流れ込んだ、あたるの…白いミルク。それがラムの性感帯を直撃したものだから、胸への愛撫で軽くイッたばかりだというのに、ラムはあられもない声を上げ、全身を少しだけガクガクと震わせて、緩く仰け反った。

「はっ…はっ…はっ…はっ…だぁ、りん…ダー、リン…」

「はぁ、はぁ、はぁ…はぁ…まだ、まだ…これから…じゃ…」

「…まだ…ウチ、の…ナカに…ダーリンが…来て、くれない…から…まだ、まだ…だっちゃ…」

やがて呼吸を整えたあたるは、ラムにカラダを合わせ、ぬるつく肌をすり合わせ、下肢を絡め合って、更に興奮と欲情を高め、再び逸物が復活するまでの時間を稼いだ。

「ラムのここが…こんなに濡れてるぞ…胸だけでも、そんなに…良かったのか?」

「んっ…あっ、んっ…もちろん…だっちゃ…」

やがて復活したあたるの逸物。それがラムのねっとりした襞をかき分ける。そしてつぼんだ入り口に頭をねじ込む。途中まで入れば、後は腰を使って一気にラムの奥へと押し入っていった。

いつもそうだが、ラムはあたると繋がり始めると、至福の笑みを浮かべる。
甘くてか細い声を漏らして、うっとりしながら、彼を受け入れる。
その後は…力強い男の力任せの行為で、多少顔を歪めるものの、決して拒みはしない。

「あ、あ…頭の、中が…白く、なりそう…っちゃ…!」

目を閉じてそう言うと、ラムは自ら、腰を揺すりだした。

「はんっ、はんっ、はんっ、はんっ、はんっ…!!」

「ラ…ラム…いいぞ…」

ラムの腰、尻が、あたるをくわえて跳ねている。

「あんっ、あんっ、あんっ、あんっ、あんっ、あんっ、あんっ、あんっ!!」

「ラムッ…い、いいぞっ……ふっ、ふっ、くっ…ふんっ、ふんっ、ふんっ、ふんっ、ふんっ!!」

あたるも間も無くピストン運動を始めた。

「ああんっ!!ダーリンッ、ダーリンッ!ダーリンッッ!!」

「ふんっ、ふんっ、ふんっ、ふんっ、ふんっ!!」

浴室内に木霊する、男女の交合の、激しい声。外に聞こえているかどうかなど、ふたりは全く考えていない。ただただ本能と愛欲の赴くままに、あたるとラムは…獣のように、情交を…続けた。

エコーのかかった嬌声を上げるラム。ただひたすらふんばり、荒い呼吸を続けるあたる。
ふたりは濡れたカラダ全体から、水滴を飛び散らして、交わり続けた。

もちろんそこに…愛は、ある。あたるはラムの全てが欲しいと思い、ラムもまた同じ事を思っていた。

「ダーリンッ!ダーリンッ!あんっ!あんっ!あんっ!あんっ!!」

“ピリピリピリ…パシッ…パチパチッ…パチッ”

ラムのカラダからは、微細な青白いスパークが飛び散っている。が、いつもより弱くて小さな光しか放っていない。

「…いつも、より…ビリビリ…せんのだがっ…」

あたるのその言葉に、ラムはまったく答えず、ただひたすら悦びの嬌声を上げ続けていた。

「ああんっ!イッ…イッ…イッちゃううぅぅぅーーーっ!!!」

ラムがアクメに達すると、あたると繋がっているすぼまりが、“きゅうっ…”と引き締まった。ピストンの途中で逸物を締められたあたるは。

「…うおっ…!」

ラムのナカで発射した後も、あたるは逸物を抜かずにいた。いや、実は抜きたくなくて抜かないわけではなかったのだ。

「はっ、はっ、はっ…お、おい、ラム…はぁ、はぁ…」

「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ…どう、したっちゃ…ダー、リン…?」

「…お前の、ここが…きつく締まったまんま、なのだが…」

「え?」

「…つまり…オレの、モンが…ラムに、掴まれてるよーな…」

「…別に、痙攣…したわけじゃ…ないっちゃよ?」

「痙攣で抜けなくなった、という話は…聞いた事があるが…」

「…そういえば、ダーリンの…ものすごく、張ってるんだけど…ウチのナカに…引っ掛かってるみたい…だっちゃ…」

「どーすれば…抜けるのだ?」

「…さぁ…もしかして、ずっと、このまま…だったりして…。ああっ!そういう事だったのけ!あの行商人が言ってた“離れられない”っていう意味…。でもこれじゃあ…ちょっと意味が違う…っちゃ…」

「あのなぁ…だからっ!地球人の体質に合っとるかどーか、と念を押したではないかっ!」

「ウチだって…困ってるっちゃよ…アソコが締まったまんまで…ダーリンのが引っ掛かってるみたい…なんだもんっ」

「と、とにかくっ!このままとゆーわけにはいかんだろ?とりあえず…湯船に入って考えるか…冷えてきたしな…」

そしてふたりは、繋がったまま起き上がり、抱き合ったまんまの妙な体勢で、湯船の中にそろそろと入った。

「このままだったら…どーするんじゃっ」

「ウチだって、困るっちゃよ…いくら何でも…」

「だからラムの持ってくるモンは…使いたくないんじゃっ!」

「だからっ!ウチだって困ってるって、言ってるのにっ!」

「うーむ…この体勢でケンカ、っちゅーのも…」

「すごーく、変だっちゃね…ふふっ…」

「しかしこのままずっと湯に浸かってたら、ふやけてしまうぞ?」

「もしかして、ふやけたり、ローションをこの中で落としたら、元に戻るかもしれないっちゃ」

「どっちの方法も、確実とは言えんわけだが…」

するとラムが、甘えた声で、あたるに言ってきた。

「ねぇダーリン…今日は、まだしてなかったでしょ?キス…」

「そうだったか?…よう憶えとらんのだが…」

「ウチはちゃんと憶えてるっちゃよ?キスはまだしてないっちゃ」

「この体勢で?」

「何か変け?」

「いや…こうも深刻な時に、よくそんな事思い出すな…と思っただけじゃ…」

「もしかしたら…キスして…気持ち良くなったら…抜けるかも、だっちゃ…だから…ね?ダーリン」

「そ、そうか?…そうかもしれんなぁ…そういう事ならば…」

“くちゅ…ちゅぶっ…ぬちゅ、ぬちゅ…ねちっ…ぬちっ…”

上の口同士でもねっとりした音をさせながら、ふたりはディープなキスに没頭した。
やがて…あたるの逸物が…勢いを取り戻してきてしまった。

“じゃぶじゃぶっ…じゃぶんっ…”

湯船の中の湯を大きく小さく波立たせて、あたるの腰がまた動き出した。

「…いやんっ…お湯が…入って、きちゃう…う…あ…あっあっあっあっ!」

“じゃぶじゃぶっ!ばしゃばしゃばしゃっ!”

「ふっ、ふっ、ふっ、ふっ、ふんっ!」

「ゆ、揺れてっ…お湯、がっ…揺れ…てっ…あんっあんっあんっ!あんっあんっあんっあんっ!」

“ばっしゃばっしゃっ!ばしゃばしゃっ!!”

「ふんっふんっふんっふんっふんっふんっ!」

「ああんっ!ダーリーーーーンッッ!!」

“ばしゃばしゃっ!じゃぶんっ!!”

「はぁはぁはぁはぁはぁ…ぬ…抜けたっ…」

「はぁっ、はぁっ、はぁっ…抜けたっちゃ…」

「やっぱアレが落ちたからか?それともふやけたからか?」

「さぁ…ウチにもよくわからんちゃ」

「しかしなぁ〜やはりっ!お前が持ってくるモンにロクなモンは無いっ!!」

「でもぉ…結構、良かった…でしょ?ね?」

「…最後にあんな事にならなきゃ、な…。本当にどうしようかと思ったんだからなっ!」

「そんなに怒鳴らなくたって〜。…それよりダーリン…抜けたのはいいけど…」

「何じゃ?」

「ダーリンの…お湯の中で歪んで見えるせいかもしれないけど…まるで…」

「まるで?」

「カサの広がった…キノコ…みたいに…見えるっちゃ…。これじゃあ、ウチに引っ掛かって抜けないはずだっちゃ…」

“ざばーーーっ!!”

ラムの言葉に慌てたあたるは、勢い良く湯の中から立ち上がった。すると…。

「どわっ!!」

「…やっぱりお湯の中に見えた通り…だったっちゃ…」

「これは…元に戻るのか?おい、ラムッ!」

「さ、さぁ〜〜…あはっ、あはははっ」

「笑って誤魔化すな、っちゅーんじゃっ!!」

「き、きっとすぐに〜元に戻るっちゃ、きっと、うんっ、絶対にっ」

「…これだとまた…ラムと…の時、入れたはいいが、抜けなくなるではないかっ…」

「元に戻す方法、これ売りに来た発売元に聞いてみるっちゃっ」

「当たり前じゃーーーっ!!」

「でもぉ…お湯の中も…結構…気持ち、良かったっちゃよ、ダーリン♪」

「しかし…元に戻るまでは…ちょっと、な…」

「ウチは…別に…いいけど…。お湯の中ですれば抜けるって事もわかったんだし」

「そーゆー問題かっ!?」

「それよりダーリン…まさか…本物のキノコみたいに…胞子出したりはしないっちゃよね?」

「…胞子じゃなくて…先っぽから、白いもんだったら…出るけど…な…」

「まだ元気そうだから…ウチの上の口で…どうけ?もしかしたら何かのきっかけで、元に戻るかもしれないっちゃよ?」

「うーーーーむ、そういう事ならば…」

「…うーん、ウチの口に入れるのは、ちょっと難しそうだから…他の方法でもいいけ?」

「口以外だとすると…胸…とか?」

「うふっ♪今度は普通のボディ・ソープと…ウチの…胸で…うふんっ♪」

そしてラムのパイズリで達したあたるの逸物は…。

「ウチのできれいに洗ったら…元に戻ったっちゃ♪」

「もうあんな変なモン、持ってくるなよっ!?わかったのかっ!?」

「興奮して、ウチに散々ものすごーくエッチな事しといて…よく言うっちゃ、ダーリン」

「元に戻ったとなればっ!いつも通りにっ!っちゅー事でっ!!」

「ちょっ…ちょっと、ダーリンッ…あんっ…もうっ…エッチ〜…」

しかし長時間、冬の風呂場にいれば、大体どーなるかは…ご想像の通り。

「へーーーっくしょいっ!!」

「くしゅんっ!!」

そう、ベタなオチだが。お約束通り、翌日ふたりは揃って風邪を引いた。

「くしゃんっ!!…ダーリン…くしゅんっ!…ウチの放電が弱まってたワケ、わかったっちゃ…くしゅんっ!」

「へ、へ…へっくしょいっ!!…な、何でだったんじゃ…」

「やっぱり、あのローションの…はくしょんっ!…せいだったっちゃ…」

「何だかようわからんが…はっくしょいっ!!…つまり、今回は…オレにもラムの体質にも、合ってなかった、っちゅー事か?…はーーーっくしょいっ!!」

「そ、そういう、事…だっちゃ…ぐすっ…くしゅんっ!」

「と、と…とにかくっ!変な押し売りにだけは…き、き…気を付け…へくしょいっ!…る、事じゃっ…」

「わかった、っちゃ…これからは…くしゅんっ!…気を付け…るっちゃ…はくしょんっ!」

「…ところで、ラム…お前の風邪、地球風邪…か?」

「…だっちゃ…だから…心配、しなくて、大丈夫…くしゅっ!…だっちゃ…」


それから1ヶ月ほど後。運が良かったのか、はたまた偶然か。あたるの両親は、またしてもロハで旅行に行ける機会に恵まれた。もちろんラムはテンにチョコレートをあげて、他所へ行かせた。

「ね、ダーリン♪また…お風呂…一緒に入るけ?」

「今度は変なモン、持ってきたりしとらんだろーなぁ?」

「大丈夫だっちゃ。今度はフツーにお風呂入って…それからお部屋でゆっくり…が、いいでしょ?また風邪引いたら大変だし」

「…ほんじゃ、ま…いや、一緒に風呂に入ると…やっぱ余計な事を、だな…したくなるわけだっ!」

「また風邪引いても、知らないっちゃよ?」

「風邪が怖くて、あーんな事が出来るかっ!」

あたるは既にヤル気マンマン、ラムは…というと、地球風邪の事を懸念して、ちょっと気が進まない様子ではあった。が…。

「あんっ、あんっ!あんっ!…お、風呂、だからって…こんな、格好…イヤだっちゃ…あぁあぁあんんんっっ!!」

“パリパリパリパリッ…バチバチバチッ!”

「風呂場っ、だからっ…ちっと…痛い、がっ…ラムッ…のっ、このっ…放電っ…がっ…またっ…」

「ちゃああぁぁぁあああああぁぁぁあああぁーーーーっっっ!!!」

“バリバリバリバリバリバリーーーッッ!!”

「…ぬおおおおおおおおおーーーーーーーっっ!!!」

「…はぁ、はぁ、はぁ、はぁ…ダーリン…ダーリン?…大丈夫け?」

「うーーーーむ…やはり風呂場で、っちゅーのは…少し…控えといた方が…いいみたい…だな…ごほっ…」

「…ダーリンの髪の毛と…アソコの毛が…チリチリだっちゃ…ホントーに大丈夫…け?」

「…まぁ、とりあえず、は…。そのうち生え変わるだろーし…」

「…ヤケドとかは?」

「…いや、それは大丈夫…」

「やっぱりウチ、ダーリンがだーい好き♪だっちゃ♪」

「何だよ、いきなり…」

「ウチの星のコンピューターも正しかったけど、ダーリンを選んだウチの目にも狂いは無かった、って事だっちゃ♪」

「ラムの電撃にも割と平気だからか?」

「何言ってるっちゃ。そんな理由だけじゃないっちゃよ。…理屈とかじゃなくって…やっぱりウチ、心の底から…ダーリンの事が…大好き…だっちゃ♪ねぇ、ダーリンは?ねぇったら、ねぇ。いつまでも意地張ってないで、そろそろ言ってくれたって…」

「…ラムの電撃に耐えて耐えて耐え続けてっ!それでもお前のその要求に屈しなかったオレの意地はどーなるんじゃっ!…とにかくっ!ここまで耐えたからにはっ!最後の最後までっ!耐え抜いちゃるっ!!」

「…ホントーに意地の塊みたいな…ダーリンだっちゃ。って事は、これからもずーーーっと、ウチの電撃浴び続けてくれる、って事だっちゃね♪ウチ嬉しいっ!」

「…そろそろ冷えてきたな…あったまったら、お次は…布団で…しっぽりと…いくか?」

「でも絶対最後に行き着く前に、言わせてみせるっちゃ。うふっ♪例えば〜エッチの最中に、ダーリンをうーーんと気持ち良くさせておいて、それで〜…」

果たしてあたるの鉄壁の頑固・強情さが勝つのか、ラムの情熱的一途さが勝つのか。それはこのふたりがこれからの長い長い時を過ごした末に、わかる事だろう。
他の誰も知る事が出来ない、ふたりだけの時間の果てに待っている…何よりも大切な、未来の秘密…だ。

--- E N D ---

あとがき


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