Sadistic birthday.


「ふぐぅっ…んぎっ…かはっ……はぁっ、はぁっ、はぁっ…。ちょっ、ちょっと…ダーリン、やり過ぎ…だっちゃよ…」

「…今日がオレの誕生日だからって…ノリノリで準備してたのは…どこのどいつだよ?」

「確かに…そうだったけど……ひっ!…は、あ、あ…あ、ぁ、ぁ…ぁ…っ、くぅっ!」

あたるもラムも、ラムの準備したあるもので、少しハメを外し過ぎてしまったのかもしれない。理性などとっくに吹っ飛んでいるのはいつもの事…とはいえ、ふたりとも酒に酔ったようなトロンとした目で、いつもとは違った…“濃い”セックスに夢中になっていた。

UFOの小さなテーブル上には、ふたり分のケーキとアルコール抜きのシャンパン。そして、ラムがこっそり用意した…夜用の特別な“媚薬”。いつもそれなりに“濃い”行為を続けていたふたりだったが、ラムが用意したそれは…彼女が思っていたよりも効果絶大であった。

ラムはあたるの飲み物に錠剤のそれをこっそり入れて溶かし、彼に勧めた。あたるは特に疑うでもなく、のども渇いていたので、一気に飲み干した。ラムもごくごくとのどを鳴らして、媚薬を溶かしたノン・アルコールのシャンパンを飲み干した。

するとほどなく、カラダが火照ってきたふたり。熱い熱い、と言いながら、衣服を脱ぎ始めた。が、どうして熱く感じるのかまでは、薬のせいでもうろうとしていたためか、気にも留めずにいた。

4月13日、諸星あたるの誕生日。ラムとあたるはふたりに同様の効果を現す媚薬でカラダを熱くし…食事もそこそこに、抱き合ってベッドになだれ込んだ。互いの匂いが嗅覚を刺激すると、媚薬の効果が更にアップしたのか、ラムのあの部分はキスと抱擁だけで、ぐずぐずになった。あたるのモノも、いつもより硬く大きくなっているように、ふたりには見えた。

「…ラム…お前…また…妙〜なもん…飲ませた…だろ…。オレ、頭が…ぼーっとして、きてなぁ…こうして、喋ってる間も、時々、意識が、軽〜く…飛ぶ、みたいな…感じに…なるんじゃ…。だから…オレ、何するか…ホント、わからん…ぞ?」

「ウチ、も…何だか、熱くて…ぼーーっとして…ダーリンに…何するか…、それに、ダーリンに何かすっごい事されても…わからないかも…しれないっちゃ…」

「そんじゃあ…お互い、5分5分…っちゅー事だな…。何があっても…後で文句言いっこ無し…だぞ?第一、最初に仕掛けてきたのは…ラム、お前…なんだからな…」

そもそもなぜ、ラムがそんなものを用意したかというと…あたるの誕生日の1週間ほど前にさかのぼる。


「いつもいつも…夜になると…こうだが…なんちゅーか、段々バリエーションが…パターン化してきとらんか?」

「そうけ?ウチは別に気にならないけど…」

「そのパターン化されたセックスを、どーにかバリエーションを持たせようと思って、だ…たま〜に“ちょっと変わったプレイ”をするわけだが…」

「“ちょっと”じゃなくて、ダーリンの変態趣味とか…真性じゃないけどぉ…Sっ気出して、ウチを困らせたりとかぁ…色々やってるくせに…何言ってるっちゃ」

「…まぁ、確かにそうだが…ラムも色々と、やってくれるからな…。放電とか、口や胸で、とか…その他もろもろ…なワケだから、まぁ、不満…っちゅーわけではないのだが…こう、何ちゅーか、もっと…刺激的な何かっ!そうっ、もっとこう、普段味わった事の無いような、強烈な刺激を、1度、体験してみたいもんだなぁ…」

「いつものじゃ物足りないのけ?もっと強烈な刺激、たって…ウチの放電、もっと強くしてみるけ?」

「いや、それとはまた違うんじゃ。電気ビリビリとは違った、意識が吹っ飛ぶような…めくるめく体験…を、だなぁ…今度のオレの誕生日あたりに、してみたい、と」

「それがダーリンのリクエストけ?誕生日プレゼントの?」

「(はっ、しまった…ラムの事だから、また変な勘違いして、妙〜な事、考えとるんじゃ…)あ、いや、いいんだぞっ、誕生日に気を遣わんでもっ」

「だってダーリン、はっきり言ったっちゃ。めくるめくような強烈な刺激のある体験してみたい、って」

「いや、だからそれは、例えば、の話じゃっ、例えばのっ。オレは今までのまんまで、じゅーーーーぶんっ、だぞっ!?」

「だけどさっきはあんなに力入れてウチに語ってたのに」

「(うーむ、しまった…ああもはっきり言ってしまっては、収拾つかんではないかっ…どうする、諸星あたる…)いや、独り言じゃ、独り言っ」

「あんな大きな声の独り言け?変なダーリン」

「とにかくラムは余計な事何も考えんでいいからな?フツーのプレゼントをくれるだけ、それだけで十分じゃ」

「そうけ?…うん、わかったっちゃ(…でもぉ、あんなに力入れて言ってたから…あれが本音だっちゃね、きっと。今から何かいいのが無いか、調べておこうっと…)」

「…オレ、ちっと、トイレに…」

「それじゃあウチはシャワー浴びてくるっちゃ。そろそろ寝ないと朝辛いでしょ?」

「ああ、そうだな…」

そんなやりとりがあって…そしてあたるの誕生日、4月の13日がやってきたのであった。


ラムに媚薬を飲まされた事に気が付いたあたるは、同じく媚薬で半ばもうろうとしているラムを、ベッドにパタリと押し倒した。

ふたりともすっかり意識が飛んでいたわけではなかったが、酒で酩酊したかのようなトロンとした目で、互いを見ていた。

「ダーリン…ウチ…ダーリンがね…だーい好き…。だから、いっぱい…エッチな事、していいっちゃよ…うーんと、いっぱい…」

「そうかぁ?いっぱいスケベな事していいんか?…今の言葉、確かに聞いたからな…」

「ダァリン…眠いのけ?目がぁ、トロンとしてるっちゃ…」

「ラムも眠そうだぞ?…そのまんま寝たら…だめだぞ〜?お楽しみは〜これからだからなぁ〜?」

「お楽しみってぇ…ウチを〜どうするつもりなのけ?ダーリン、普段もスケベなのに〜今夜はもっとスケベになるのけ?」

「スケベ、スケベ、言うなよ〜エッチとスケベとどう違うんじゃ〜?」

「エッチはもっとぉ、ロマンチックで〜、ダーリンのは、ただやりたいからやってるだけ、って感じだから〜スケベ、だっちゃ」

「それを言うなら、ラムだってじゅ〜〜ぶん、スケベだろ〜?オレの前で平気で素っ裸になりおって〜、ほれ、見てみろ、オレのチ○ポが…こんなになっとるわ…。んで、オレのチ○ポを入れるラムのオ○ンコだが…」

「や、はぁんっ!まだキスもしてないのにぃ〜いきなりそこに手ぇ、入れるのけ?…あっ、やぁっ…」

「手マンする前からいっぱい濡らしてただろ?…ほれ、こんなに…ぬるぬるしとるぞ?」

「そ、それはぁ…あ、あぁんっ…いやぁんっ…あっ、あっ…あっ!ウチの…クリ…そんな、に…ひねったらぁ…あっ、はぁっ!あっ、あっ、ア・あ・ぁ・あ・あ・ァ・あ・ぁああ〜んっ!…い、いっぱい、気持ちよく…なってぇ…え、ぇ…は、あ、あ、ぁぁ…あああっ!…そ、んな、にっ、いじったらぁっ!ひあぁぁんっ!」

「こんなに〜、股、おっぴろげて…何言っとるんじゃ…。ひくつかせて、ぬるぬるの汁、いっぱい出しとって…声も、いっぱい出しおって〜、オレの頭が…じーーーんとして、だなぁ…何か、ラムの声聞いとるだけで…オレのコレが…奮い立つ、っちゅーか…。よし、そろそろ…いくぞ〜」

(ちゅぶっ…)「んっ…んんっ…ダァ…リンッ…」

「ラムのは、いっつも、いい具合に…締まって…吸い付いてくるんだよなぁ…。しかも、お前…浅いとこも…好きだろ?」

「ダーリンの…バカァ…」

あたるはスケベそうな笑みを浮かべながら、ラムに絶えず言葉をかけ続けた。それに対してラムも、恥ずかしそうに頬を赤くしていたが、あたるの態度にまんざらでもない様子だった。

ラムは両足を膝を立てて大きく広げ、いつものようにあたるを受け入れた。ラムの赤い柔らかな粘膜のひだが、あたるの逸物をいい具合に舐めてくれる。熱を帯びて火照ったそれが、あたるの逸物に絡んでひくついている。まるで…接合部だけを見ると…淫猥な形をした女体の秘部に、男根が捕らえられているようにも…見える。

「ラム、お前…知ってるか?九浅一深とか、八浅二深とか…」

「な…ぁ…に…?そ、れ…は…」

「つまり…オレがいつも実践してる…こういう事じゃ…」

胸を合わせて、カラダを絡め合いながら、あたるは10回の抜き差しのうち、9回を浅く出し入れし、残りの1回を奥まで挿入した。

「…と、こういう事…じゃ…」

「ダ…ダーリンの…カラダ、の、熱と…ウチのナカに入ってる…ので、ウ、チ…と…融け、ちゃい、そう…は、ぁ、んっ…」

「ラムがっ…融けたらっ…オレはっ…誰とっ…セックス…すりゃ…いいんだっ…?」

あたるのピッチが一気に上がった。ラムのカラダが…前後に揺すられる。

「はっ、はっ、はっ、はっ、はっ、はっ、はっ…だっ、誰ともっ、しちゃ…だめぇ…っ!」

「…オレがっ…融けたら…ラムはっ…どうする…んだっ…?」

重ねたカラダが互いの熱で余計に熱くなり、合わせた胸同士が噴き出す汗で濡れていく。ラムの乳房があたるの胸でこねられている。

「…ずっと、独り…で、いる…っちゃ…。でも…ウチ、も…一緒に…融けたい…っちゃ……ぁ、、あ、、あ、!!」

「…ラム、お前…また、イッただろ?…イクたんびに…クチが締まって…絡んできて…ひくひく、しとるぞ?」

「い、や、ぁ…そんな、恥ずかしい事…言わないで…ダァリン…」

「カラダは…正直、だよな…だろ?…ラムは…淫乱で…スケベで…オレとヤルのが、大好きで…ヤル前から、たくさん濡らすような…女だもんな…。うん…ラム、お前って…いい……あっ…いや、何でも無いぞっ」

「…いい…の、後は?…ウチ…淫乱で…スケベだけど…ダーリンも…淫乱で、スケベで…ウチとする前から、アソコを元気にしてるような…男、だもん…。ダーリン、ダーリン…ホントに、大好き…」

媚薬に酔っているのか、互いの行為に酔っているのか…。あたるはラムを何度もイカせながら、自分もありったけの白濁の体液を、ラムのナカに…注いだ。


「確かにいつもより、気持ちいいんだが…やはり、パターン化は免れんなぁ…。何かこう、意識が〜吹っ飛ぶような…何か…が…欲しい…ふっ、んっ!」

「はあぁぁあーーーっ!…いつもと、同じ、でもっ…別に…いいんじゃ…ないのけ…?…んっ、はぁっ…!」

「ラムは…どの体位が…一番、好きなんだ?正常位か?バックから…か?それとも立って、か…横になって…とか…交差とか…駅弁…とか、オレに乗っかって、とか。色々あんだろ?どれがいいんだよ?」

「ダーリンは…どれが、いいのけ?」

「お前から聞いてくるって事は…オレの好きなので、ヤッていいと?」

「…そうは言ってないけど…あっ!」

あたるはそれまで正常位で交わっていたが、接合を“ずるっ”と外すと、ラムをころりと転がして、腹這いにさせた。

「…後から、がいいのけ?ダーリンは…」

「…そういう事じゃ…。ついでに…こっちの方も…」

「ちゃっ!やっ、そこは嫌だって…前にも、言ったのにっ…!」

あたるは腹這いになったラムの腰を持ち上げると、膝を立てさせ、尻を突き出させた。そして…ラムの滴るような愛液を、アナルに…たっぷり塗り付けた。

「だから、嫌だって…ちゃっ!」

顔を後に向けて、そう訴えるラムの言葉などお構い無しに、あたるはきつく締まったアナルに指を挿入してきた。

「やっ、はぁっ!」

「エッチな事なら何してもいい、と言ったのは…ラムだぞ?それに変な薬飲ませたのもな」

「だからってぇ…あぁあっ!」

あたるは指でラムのアナルを何度も…挿した。ヴァギナより、きつくて締りのいい、アナルに…あたるの逸物が…無理矢理入っていったのは、それから間も無くの事だった…。

「いっ、やぁっ…!ダーリンのっ、バカァ…!あっ、くぅっ!」

「前にもこっちに入れた事があったが…そん時より…うんと…気持ち、いいぞ…」

「あ、あ、あ、ぁ、ぁ…ウ、チ…どうか、しちゃい、そう…んんっ!…あ、あぁっ…う、動かしちゃ…だめぇ…」

「うっ…こっ、この、締り具合とっ、ラムが、力んだ時の…絞られ加減、がっ…うっ、くっ…うおっ…」

「…やぁっ!ナカで…出したら…ホントに、いやぁ…お、お願い…ダーリンッ…!!痛っ…痛いっ…やだっちゃ…嫌ったら…いやぁーーーっ!!」

“ドババババババーーーーーーーーッッ!!!”

「どわっ!!ぐわーーーーーーーっっ!!」

アナル・ファックで接合したままラムに放電され、あたるは叫んだ。逸物から直接流れ込んでくるラムの電流が、カラダの芯を走り抜けたその瞬間、あたるはラムのアナルのナカに…出してしまったのだ。

「いやーーーーっ!!ダーリンのっ、ダーリンのーーーっ!!バカーーーーーーッッ!!」

“ずるっ…”あたるがラムから抜け出た。そして今の放電で焼けた頭から煙を立ち昇らせ、一旦ベッドに引っくり返ったが、すぐさまむっくり起き上がると、あぐらをかいてラムを見た。その顔は少しだけ…怒っているようだ。

ラムもカラダの向きを反転させて、あたると対面する姿勢になった。ラムも少し怒ったような顔をしている。

「嫌だって言ってるのに…ひどいっちゃ、ダーリンッ」

「何してもいい、と言ったのはそっちだろーがっ。しかも変なもん飲ませおって」

「いくら刺激的なエッチをしたいからって、さっきのはあんまりだっちゃ!…お尻、ヒリヒリしてるんだから…バカッ」

「…痛かったのか?…前にもやった事、あっただろ…?」

「…だけどお尻はほとんど使ってないんだから…痛いに決まってるっちゃよ…」

「…うーむ、そうか…尻はやはり、痛い…か…」

「悪い、とか、ごめん、とか、何か言う事無いのけっ!?」

「あ…ああ…悪い…。そんな嫌がるとは…なぁ?」

「何が“なぁ?”だっちゃ。まったく勝手なんだから…もうっ」

そして「しょうがないっちゃね、ダーリンは…」と言って、“ふっ”と軽く笑うと、ラムはあたるの逸物に両手を伸ばし、それをやんわりと握った。

“ピリピリピリ…ビビビッ、ビッ…”

極弱い電流を手のひらからあたるの逸物に送りながら、ラムはそれを上下にゆっくりと擦りだした。ラムの放電によるバイブレーションと、くすぐったいような、かゆいようなピリピリした刺激が、あたるを気持ちよくさせ、逸物の元気を取り戻させた。

「う、む…ラ、ム…そろそろ、その辺、でっ…でっ、出るぞっ…」

「いいっちゃよ、ダーリン…ウチに、かけても…」

ラムはあたるを擦りながら、おもむろに唇を組み重ねた。いつものディープなキスとそう変わらないはずなのに、媚薬のせいなのか…ふたりはいつも以上に興奮してきた。

「んっ、んくぅっ…」

あたるとのキスで、ラムは少しだけうめいた。そしてラムから与えられるだけでは物足りなくなったあたるは、ラムの肩を“ガッ!”と掴むと、最初と同じようにベッドに押し倒した。顔を押し付けて、窒息しそうなほどのキスをするふたり。ラムの手は、あたるの逸物を握って弱い電気を流したままだ。

顔の角度を変える時、わずかの間だけキスを解くと、てろりとした濃い唾液がふたりの口を繋いだ。“ずずっ…”再びキスをする時、あたるとラムは互いの唾液をすすり合い、また深くて激しいキスに没頭する。絡めあう舌による口内愛撫。それだけでラムは、赤い柔ひだをたっぷりと濡らした。

と、突然あたるがラムを引き離すようにしてキスを解いた。そして彼女を抱き起こすと、逸物から手を外させて、こう言った。

「オレので…汚しても、いいのか?ホントに…」

「…ダーリンの濃い匂い…いっぱい、着けて、欲しいっちゃ…」

「それじゃあ、手じゃなくて…ラムのおっぱいで、やって欲しいんだが…」

「リクエストけ?…エッチなんだから、もうっ…」

そして、先までの体液で濡れているあたるの逸物を、ラムはふたつの乳房で挟み込み…あたるの匂いを嗅ぎながら、しごいていった。

「ダーリンの匂い…全部、好き…」

「あ…う…」

ラムは乳房であたるの逸物をしごきながら、自身の乳首を刺激している。ラムの吐く息が熱い。それがあたるの逸物先端にかかる。微弱放電によるパルスが乳房から逸物に伝わってきて、ほどよい振動と濡れ具合、乳房の柔らかさと弾力…そしてラムの巧みなしごき方が、あたるの頭やカラダの芯をじんじん、気持ちよく痺れさせていった。

「いつもより…いい、ぞっ…」

「ダーリン…ダーリン…ウチだけの…ダーリン…」

逸物から全身に充填されていく、快感。そのバロメーターの上がり方がいつもより…早くて、高い。あたるは、いつもの高みよりも、もっと上があるように、感じていた。

「う…ラ、ム…」

ラムを見ると、自身の乳首を細い指先で転がして小さく喘ぎつつ、あたるのモノを懸命に丹念にしごいている。四つん這いになり膝を着いた格好のラム。下半身を見ると…腰から下が、小刻みにふるふると震えている。

「イ…イキそう、なのか…?」

「はぁはぁ、はぁ…ウ、チ…ダーリンの、匂いと…おっぱい、で…イ…イッちゃい、そう…」

ラムの切なそうな甘い声が耳に入ると、あたるの快感のバロメーターが一気に上がった。100%超、オーバーフロー…。

「…うっ、おっ…!」

「ちゃあぁっ!…あ、あ…あぁあ…あ…」

意志とは関係なく働くカラダの機能。筋肉が一気に収縮し、それまでナカに留まっていた精液が、ラム目掛けて…勢いよく、発射された。

「はあぁぁぁ…イ…クぅ…」

ラムの尻が、かくかくと揺れている。どうやらあたるの発射した体液がかかった途端、それが引き金となって、ラムも軽く達してしまったらしい。

「ダー、リンの、が…いっぱい…かかって…あ、あ…」

軽くイッてしまってトロンとした表情になったラムを、あたるは再び仰向けに押し倒した。

「オレの匂いで…イッたのか?」

「ちょっとだけ…イッたっちゃ…」

「オレじゃないと…ダメ、なんだよな?」

「…だっちゃ…ウチのカラダは…ダーリンの、モノ…だから…」

「ホントに…そうか?」

「…え?」

「…星にいた時、レイと婚約してたよな…。なんも、無かったのか?…キス、とかも…しなかったのか?」

「どうしたっちゃ、急に…そんな事、聞いてくるなんて…。当たり前だっちゃ、ウチ、レイとは…ホントに何も…キスだってした事無いっちゃよ?」

「でも…キスしたい、とか…そんくらいは、思ってただろ?」

「何で…何で、そんな事、聞くっちゃ…意地悪…。だったらダーリンだって、しのぶとは…」

「向こうがさせてくれんかったからな。あいつがどう思ってたかは…知らんが…」

「だったら、おあいこ…じゃないのけ?ダーリンだって…しのぶと、付き合ってたんだから…」

「婚約までしとるのとは…違うだろ?で、どうだったんだよ?キスしたいとか…思った事くらい、あんだろ?…それに、ホントに…何も無かったのか?」

「だから、そうだって言ってるっちゃ…。ウチまだ子供だったし…そんな事…。ダーリン、変だっちゃ…いきなりそんな意地悪な質問、してくるなんて…」

「だったら…他の男とは…どうなんだ?一度もなんも、無かったのか?オレとこうなる前に、とか…」

「だから何も無いって、言ってるのに…」

「面堂とは?メガネとは?クラスの他のやつらとは…?」

「だから、ウチは、ダーリンが初めてで…ウチのカラダは、ダーリンのモノだって…そう、言ったのに…」

「カラダ…だけ、か?カラダだけ、オレのモンなのか?」

「…もちろん、カラダだけじゃなくて…心も、全部…ダーリンの、モノ…だっちゃ…。何で今更…そんな事…」

ラムが涙ぐみながら、そう言った。するとあたるは組み伏せたラムのカラダにぴったり密着して、しっかり抱き締めた。ベッドに顔をうずめ、ラムに表情を見られないようにしながら、あたるが言った。

「オレが浮気しない保証は出来んけどな…ラムの全部…オレのモンだから…だから…オレ、は…」

「オレは…の、その続きは?」

「…続きは、うーーーんと先になったら…言ってやる…」

「うん…ずーーーっと、待ってるっちゃ…。でもウチだって…1日でも早く、言わせてみせるから…」

「…ずーーーっと先まで…それだけは、お預けじゃ…」

「…ダーリンの、意地っ張り…」

「意地っ張りで…結構じゃ…」


「ふぐぅっ…んぎっ…かはっ……はぁっ、はぁっ、はぁっ…。ちょっ、ちょっと…ダーリン、やり過ぎ…だっちゃよ…」

「…今日がオレの誕生日だからって…ノリノリで準備してたのは…どこのどいつだよ?」

「確かに…そうだったけど……ひっ!…は、あ、あ…あ、ぁ、ぁ…ぁ…っ、くぅっ!」

先のやり取り後のふたりの絡みは至極激しいものだった。カラダだけではなく、互いの心も支配するほどの強烈な快感。互いに与え合い、享受し合いながらの、ディープなセックス。

それを今までに、一体何回繰り返したのか…。繰り返すほどに深みにはまっていくふたり。そして、互いの手の内に自ら飛び込んでいくのだ。何も身に着けない、裸のカラダと心のままで…。

一番恥ずかしい部分を、全て、さらす。いや、恥ずかしいという感覚すら、情交に耽っていくほどに、薄らいで…やがて、それが欲しくて欲しくて堪らなくなるのだ。互いの全て、互いの、汚れたものまで…全て。

あたるがラムを言葉で攻めると、それに対し羞恥の言葉で応酬するラム。互いの反応がわかっていながらする、言葉による羞恥プレイ…。それすらも、ふたりにとっては“この上ない快感”の一部なのだ。

快感のバロメーターが上がって極限まで昇り詰めては、そこから落下するように…堕ちていく、あたるとラム。

騎乗位のラムが、電気を撒き散らしながら、あたるを攻める。荒い息を吐きながら、ラムの攻めをカラダで返すあたる。がばっ、と上半身を起こしたあたるは、そのままラムを倒して正常位になり、底無しの体力で彼女を突き上げ続ける。

挿入の角度によっては時にラムの子宮内まで入っていく、あたるの逸物。するとラムの反応がそれまでより激しくなり、UFO内に、彼女の嬌声が木霊した。

「あぁあぁーーーーっ!いいっ、いいっ…そこがっ、いいっちゃーーーっ!」

互いにせめぎ合う、熱くてどろどろした、ディープな情交…。ベッドの上だけでは飽き足らず、白いマットレスの上から場外に転がり出て、硬い床の上で絡み合う。ラムを立たせてバックから突き上げる。UFO内はラムのテリトリーだというのに、すっかりあたるのペースに乗せられて、乱れた交合に興じるラム。

「もっと、ウチ、をっ…ダーリンの、でっ…滅茶苦茶に…してぇっ…!」

あたるは…まるでラムを…獲物を捕らえて離さない獣のように…傍(はた)から見たら、まるで…犯すように…して、彼女を抱き、愛した。全て、丸ごと…カラダの隅から隅までを。

「イクッ、イクぅっ!イッちゃうぅぅーーーーーーっっ!!いっぱい…飛んじゃうぅぅぅーーーーーっっ!!!」

甘いケーキを口移しで貪りあう。ノン・アルコールのシャンパンの炭酸を、互いの陰部に注ぎ合う。そんな液体やクリームの油や、互いの体液、その他もろもろで、ふたりはもう、どろどろのぐちょぐちょになっていた。

それでも…媚薬のせいなのか、ふたりの熱くて濃厚なセックスは、夜が明けるまで…続いた。


「…今日は…平日、だったよな…確か…」

寝ぼけ眼のあたるが、ラムにそう聞いた。

「…だっちゃ。もう、学校…始まってる時間だけど…」

「このまま…休む、か?」

「今から行ったら…変に思われるっちゃよ…きっと。昨日はダーリンの誕生日だったし…」

「…しかし、何ちゅーか…やっぱ、ラムの用意しとったアレのせいか?…最初思ってたより、すごい事になったよなぁ…後になればなるほど…」

「…ウチ、何回イッたか…わからなくなったっちゃよ…ダーリン、すごいんだもん…」

「しかし…」

「何?」

「…すごい有様だな…掃除、大変だろ?」

「ダーリンも同罪なんだから、手伝うっちゃよ?もちろん」

「こん中の掃除を…か?うーーーむ…しかし、見れば見るほど…すごいよなぁ…」

「すごいすごい、って…そのすごい事した張本人が…何言ってるっちゃ」

「…オレのせいか?全部っ」

「大体はそうだっちゃよ」

「オレひとりでやったわけじゃないぞっ。なしてオレのせいなんじゃ、全部…」

「…ダーリンって、Sっ気もあるから…ウチ、何だか…ぞくぞくしたっちゃ…」

「何っ!?オレの事、Mと言ったりSと言ったり、一体どっちじゃっ。ラムはどっちか、っつーと…M、か?」

「えっ…それは〜…ウチにはよく、わからないっちゃよ…自分がどっちか、なんて…」

「ラムは確実に夕べもMだった!うん、間違い無いっ」

「何勝手に決め付けてるっちゃ。ウチの放電で気持ち良さそうにしてたくせにっ」

「そんじゃま、今日は学校を休むとして…」

「でも考えたら…ふたり揃って休む、っていうのも…変に思われそうだっちゃね…」

「どっちだよっ」

「どっちかが先に行けばいいっちゃよ。ウチが先に行って、後からダーリンが来るとか…」

「しかし…ラムは…大丈夫か?」

「何が?」

「オレなぁ…まだ…こんなんなんだが…」

あたるがベッドの上掛けをパサリとのけた。そしてラムがそこに見たものは。

「やっ…ダーリン…まだ…」

「そっ…だからこのまんまでは…学校に行けんっ、という事じゃーーーっ!」

「ちゃっ!…や、やんっ…また、いきなり…そこに…手なんかっ…あっ、やぁっ…」

「何だよ、ラムも…まだこんなに…」

「だってぇ…あんっ、うふぅ…うんっ、あんっ、あぁんっ…」

「こういう状態では…学校で…って事にもなりかねんぞ?だったらここで…な?」

「薬の効き目は切れたはずなのにぃ…んもう、しょうがないっちゃねぇ…。今度はもうちょっと、優しくして欲しいっちゃ…」

「ちっと夕べは…ハメ、外し過ぎたか…な?」

「じゅーーーぶんっ、外し過ぎだっちゃ!…あうんっ…あ、あ、あ、ぁ…ぁ…もう、入って…きて…るぅ…」

それからふたりは…またしても、数時間。

「も、もう…そろそろ…効き目…切れたはず…だっちゃ…は、あ、ぁ…」

「だがっ、まだっ、まだっ…いけそうだぞっ…」

「ウチ、もう…腰、がっ…足…がっ…だ、めぇ…休ませてぇ…ダーリン…お願い…だっちゃ…」

そして…薬の効き目が切れたらしいのは、その日の夜になってようやく…であった。

「ねぇ、ダーリン。誕生日と、今日の感想は?ウチからのプレゼント…どうだったっちゃ?」

「うーーーむ、やはり…すごかった…としか、言いようが無いっ」

「良かったのけ?」

「当たり前じゃっ」

「でもあの薬使った後は、当分立たなくなるって…あっ、そうだったっちゃ…」

「何ぃっ!?当分立たなくなるだとっ!?」

「…うっかりしてたっちゃ…説明書の内容、忘れてたっちゃ…。で、でもぉ、昨日今日で十分満足出来たでしょ?ね?ね?ダーリンッ」

「2日間の満足と、当分立たん、っちゅーのと引き換えかいっ!?…いや、そうでも…無さそうだぞ?ラム、ちっとこれ…お前の放電で…」

そしてあたるはラムに逸物を握らせて、弱い放電をしてもらった。すると…。

「…やっぱりダーリンだっちゃねぇ…さすが、だっちゃ…ってゆーか…やっぱりすご過ぎだっちゃ」

「ラムの方はどうなんだよ?濡れなくなるとか、そーなるのか?」

「ウチの方は大丈夫だっちゃ」

「そんじゃぁ…また、一発…するか?」

「その前にUFOの掃除っ!」

「どーせまた汚れるから、一緒だろ?」

「とにかく掃除が先だっちゃ!」

「掃除終わったら…いいだろ?」

「…うん、掃除終わったら…ね?」


「ねぇ、ダーリン…」

「何だ?」

「ウチ、1年の中で、4月13日が一番好きだっちゃ。ダーリンがこの世に生まれた日だから」

「うん、そっか…」

「その日に、ウチと出会う運命まで決まってたかもしれないっちゃね」

「生まれた日に?…んな、アホな…。オレは運命とかそーゆーのは、あんま信用してないからな」

「それじゃあ、ダーリンが自分で、ウチを見つけてくれた、って事け?それでウチも、自分でダーリンを見つけた、って事になるのかなぁ…。でもそれって、やっぱり運命だっちゃよ」

「ラムは…このままずっと、地球に…いるつもり…なんだろ?」

「もちろんだっちゃ。だってダーリンがいるんだもんっ♪」

「…そんだけの理由で…か?」

「だっちゃ♪」

「うん、まぁ…いいんじゃないか?…そーゆー単純な理由でも…。しかし…もし地球が、オレが負けてたら、お前、どうした?」

「ダーリンが負けてても、きっと今みたいに、なってたんじゃないかなぁ…」

「どして?」

「だってぇ…ダーリンの匂い吸い込んだり…声聞いたりしてるうちに…ウチね…どんどん、どんどん…ダーリンの事、好きになっていったっちゃ」

「って事は…オレが負けても傍にいるだけで、好きになってた、って事か?」

「だっちゃ♪絶対、そうだっちゃ」

「…ふーん。ま、いいんじゃないか?そーゆー…単純な、理由でも…」

「そういうダーリンはどうなのけ?もしウチらが勝ってたら…」

「…さぁなぁ…考えた事なんぞ無いわ…」

「でもきっと…今みたいな関係に…なってたと、思わないけ?」

「どうやって?」

「だからそれが…運命、ってやつだっちゃ♪説明のつかない…原因と結果…。そういう因果律で宇宙が動いてたら…」

「オレは一生…ラムから逃れられん、っちゅー事か?」

「そーゆー事っ♪うふっ♪」

(運命とやらが、まったく逆方向に動いていったとしても…やっぱオレは…ずーっとラムと鬼ごっこをし続けていたかもしれんよなぁ…)

「そういえば、一番肝心な事、言うの忘れてたっちゃ」

「他に何かあったか?」

「ダーリンの誕生日があるから…ウチもここにいるような気がするっちゃ。誕生日おめでと、だっちゃ、ダーリンッ♪」

「ああ…うん…そっか…(オレが生まれたから、ラムもここにいる…ってか…。多分、そうなのかもしれんなぁ…)」

激しかった誕生日の夜は明けて。また新しいふたりの歴史が、宇宙の片隅に、刻まれる。

--- E N D ---

あとがき


[ MENUに戻る ]